ミューズ・アカデミーに投稿された感想・評価 - 8ページ目

『ミューズ・アカデミー』に投稿された感想・評価

vitz

vitzの感想・評価

4.0
窓ガラスの景色に溶けこむ女性たちの表情。
自宅もいいけど、カフェのシーンがまた美しい。
そして羊飼いの服に映る女性の髪の影…!

この監督の映画は私には、ストーリーよりも
画の美しさや音を見るもの。

やっぱりホセ・ルイス・ゲリン最高。私の好きな現役の映画監督の中でもベスト3に入ります。

本作はいろいろ難解だという噂だったので見る前は緊張してたけど、コメディじゃん。しかも艶笑喜劇。笑った。お上品…

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上映後に四方田犬彦のトーク。『シルビアのいる街で』と関連させて不在を撮ることについて語っていた。バルトを引用しながら、恋愛と不在を結びつけつつ、ミューズを語りながらも恋愛に溺れる教授の滑稽さをあぶり…

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ネムル

ネムルの感想・評価

3.8
高踏なゲス映画。

ミューズてほど綺麗じゃなくね?とか失礼なことぼやいていたが、最後ガラス越しの光溢れるショットは誠に美しい。ちょっとビックリした。

命をも奪いかねない古典的男性の身勝手さに、フェミニズムを超えた現代的女性の反旗に似た言葉遊びが、粋な構図に滑稽になびく。ミューズ無くして生は無し、と夢想する男、ここに一人。それでもガラス越しの、盾へ…

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そこそこ楽しめた。女たちの顔が魅力的。言葉の応酬。筋の楽しさはなくって、空虚な言葉の応酬を楽しんだり楽しめなかったり。
この監督、音の構成が抜群に良い。
神

神の感想・評価

1.0
教授のこねこね理屈につき合うだけの90分。下級の私には全く理解できなかった。
TMC

TMCの感想・評価

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「シルビアのいる街で」とは真逆の喋りっぱなし映画。どっちもミニマルミュージックのように退屈と興味の混淆で結果的に好き。ただ今作は途中から会話の内容はどうでもよくなって、撮影と虚実の皮膜の興味のみで見…

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ゲリンの作品の中で最も雑な作り。
他の傑作群に比すれば確かに大したことないが、元々の期待値の高さもある。
まるでスマホで撮ったかのような画面だが、何故こうなってるかは不明。
ただ悪くないし、僕は好き…

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emily

emilyの感想・評価

4.7

バルセロナの哲学科、実在するイタリア人教授ラファエロ・ピント教授により繰り広げられるダンテの『神曲』の女神の役割から、現在におけるミューズ像と示す意味を模索する講義をドキュメンタリーとフィクション…

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