ある戦争の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ある戦争」に投稿された感想・評価

戦地で敵を視認できたか。あの混乱のさなか確認したかを問うのか。一方で指揮官の判断で一般市民が犠牲になった。裁判で判決が出るけど観る側にある程度委ねている。こんな事たくさんあるんだと思う。戦地になってしまった土地の人には非がない。非はないが市井に戦士が紛れ込む。その盾ごと吹っ飛ばしてはいけない。そんな話。
ある戦争で主人公がとった行動が発端で、軍に起訴される法廷物映画。静かで淡々としているが、人物の心理描写がしっかり表現されていて良かった。起訴する側、起訴される側、何方も正しく見えて、とてもやるせない気持ちになった。
緊張感もあり、軍事物としてのクオリティも非常に高いと思う。
SeikaFilm

SeikaFilmの感想・評価

2.5
戦争の実情や、残された家族の生活がリアルに描かれている。

たんたんと話はすすんでいくが、ひとつひとつのディテールに深みを感じる。
Shushu

Shushuの感想・評価

3.8
部下の命を守るため、攻撃を受ける極限状態の中での判断。
それが後々法廷で審議にまで、話がなる。

あの時ヘリを呼ばずに、部下を死なせることはできなかった。
その判断が正しかったのか、違ったのか。
リアルに考えさせられる良映画
3104Arata

3104Arataの感想・評価

3.8
【世界平和と個人の感情・状況を天秤にかけることで問題提起される深く考えさせられる戦争映画】
・主人公には家族がありました。彼は、とある紛争地帯に展開しているある部隊のリーダーです。彼の部隊が敵から総攻撃を受けました。彼らは壁に身を隠し、反撃の余地すらありません。仲間は打たれます。このままだとやられてしまうと考えた彼は、軍に空爆を要請します。その後、空爆が遂行されたことでなんとか彼らの部隊は全員が死ぬという事態は免れました。しかし、、、その後、彼のとった行動が告訴されました。理由は、民間人を殺したから。

・この裁判の論点は「敵を確認せずに攻撃したか否か」でした。告訴した側の言い分は「そんなことがまかり通っては世界の平和は乱れる」。一方、弁護する側は「確たる証拠もなしに「敵を確認していない」ということを前提に裁かれると世界の平和は乱れる」。概要のみを記載していますが、ざっくりいうとこんな感じでどちらが正しいのか、をベースに話が進んでいきます。

・どちらの言い分も理解できますが、正しさを判断できない難しさがあります。ただ、「殺されそうになった仲間を助けたい」というリーダーの気持ち。とはいえ民間人を殺したことで罰を受け入れようとする主人公に対して彼の妻が「知らない国の知らない人のことより自分たちの家族を大切にして」という発言。世界平和を観点とした議論をしながらも、一人の人間とその家族の葛藤が同じ天秤にかけられた感じで、本当になんとも言い難い内容になっています。何が・誰が正しいのか、を深く考えさせられる作品だと思います。
・アフガニスタンにおけるデンマーク軍を扱った映画。二次大戦モノではなく、現在。
・状況がリンクしている「アルマジロ」というドキュメンタリー映画を思い出しました。
・なかなか考えさせられる映画でした。作風や撮り方にデンマーク映画らしさが出ていたように思います。
ユウ

ユウの感想・評価

3.2
好きな戦争物だがこれは可もなく不可もなしと言った感じ。
真実とは何なのか、戦争とは何なのか。
まあ少しはハラハラさせてもらったかな。少しね。

バチバチの戦争映画を期待して視聴。

その点ではやや期待はずれ。

しかし、"現代の戦争"を重く描いている点は良いかな。

戦場では一瞬の判断だけど、それがその後の人生を左右しかねない。
320

320の感想・評価

3.0
190715
兵士だから、
やらなければならない事。
兵士だから、
できると信じている事。
兵士だから、
出来ると信じられている事。
兵士と人の間に、
歪みや溝がある。
兵士として、人として、
そこに落ちていく。
Tnaka

Tnakaの感想・評価

5.0
主人公の心情や葛藤が痛いほど伝わってくる。
派手な演出や説明は一切ないがリアリティに溢れ、静かながらも非常に心揺さぶられる雄弁な映画。

何が正しいかなんて、結局どの視点から見るかで変わるし正解はない。
ラストの息子を寝かし付ける時に布団を掛けてあげた時、はみ出した息子の足を見て動きが止まる主人公、そこからのベランダシーンカットで終えていく流れがとても印象的だった。
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