嘘をつく男に投稿された感想・評価 - 7ページ目

『嘘をつく男』に投稿された感想・評価

ロブ=グリエに誘われるボルヘスの世界は、幻想が過ぎて虚実など些事に転落する。

音楽が無いから言葉からの情報が異常に多い。"映画の大事なワンシーン"をずっと見ている感覚 一瞬目を離したり台詞を聞き逃したりしたら、本来不要な情報と言葉に惑わされる。
目まぐるしく変わるカットは殆ど…

>>続きを読む
淡水魚

淡水魚の感想・評価

4.9

瞬きするように切り替わるカット、その連続性に関係を見出そうとするうちに虚構と現実が入り乱れる
何時も誰かがどこかから見ている。自分自身も目撃者・・
前半の引き込まれる感覚は凄く好み。
人が殆ど動かな…

>>続きを読む
湿疹

湿疹の感想・評価

-
このブツ切り感、人が死ぬときにアーーーーーとしか叫びようがない淡白さ、狐につままれたような感じ、正直好き
こういう訳の分からない怖さは見ていて気持ちいいんだよな……
べらし

べらしの感想・評価

3.4

41本目

DVD付属の解説によるとどうもドン・ジョヴァンニだのプーシキンだのの引用が多いらしい、無教養で恥ずかしい限りだが、引用の多さというのはやはり直接的に映像に引き込む本来の力をどこかで削いで…

>>続きを読む
河

河の感想・評価

5.0

頻繁に時空間飛ばすから映像がそもそも迷宮で、複数の軸の嘘が入り乱れるのと、映像と語りが一致したり一致しなかったりするのとで、映画自体が複雑な迷路みたいになってる中で、映画のフィクション性とか見られる…

>>続きを読む
Scriabin

Scriabinの感想・評価

4.0
もう一回くらい見て、ボルヘス読んで、暗殺のオペラ最後まで見てそれからちゃんと書く

ときどきベルトルッチの暗殺のオペラを思い起こす!

嘘どころか何が現実かわからない虚構の連続で、誘われるラビリンス

美しい構図のカットが、ヌーヴェルヴァーグ的効果音とともにリズミカルに切り替わる

>>続きを読む
どれ観てもおもしろいねアラン・ロブ=グリエ。
位置関係を示さないこと。

生に耐えるために死んだふりという演技を繰り返す男の官能と死と遊戯。相変わらずのオブジェ的人物配置と視線繋ぎのラビリンス空間、ベストショットの連続性。死んだふりの時に何故かあるある探検隊になるトランテ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事