自分が養子であることを知り、産みの母親を探す理学療法士の女性。息子を連れ、生後入れられた施設のあるダンケルクに滞在する。その町で息子の学校で働く、母親と暮らす独身の中年女性が患者となるのだが、この二…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
鑑賞中、とても切なくて、哀しくて、
やるせない気持ちで一杯に。
事情があって娘を施設に預けなくてはいけなかった母。
養父母に愛されながらも、実の母に会いたい娘。
その娘の子ども(男の子)が、とても…
原題の意味は「あなたが狂おしいほどに愛されることを私は願っている」。フランス映画らしい重さがありそうだなとこの日3本目の鑑賞作品としてチョイス(私もまだなんとか疲れ知らずで若い)。後半に物語のまとめ…
>>続きを読む実の母を探して母がいるはずのダンケルクに息子とふたりで移り住んだ30台の理学療法士とその母、そして息子の話。正直実の母親が誰とか、そんな執念深く探したくなるものなのかなと思うんだが、これは人それぞれ…
>>続きを読む「あなたの誕生に何一つ偶然はない」
自分の出生に疑問や不安を感じていた主人公は、この一言でやっと生まれ、許されたのかもしれない。
車窓から見える景色を、彼女は何を考え どの様な気持ちで見ているのだろ…
久しぶりの岩波ホールである。最近のシネコンやミニシアターの設備が良いので、かなり老朽化を感じてしまうのだが、ここでしか出会えない作品も多いので、重宝である。予告編を観たりすると、やっぱりいくつか心惹…
>>続きを読む「あなたの誕生に何ひとつ偶然はない」
印象的だったこの言葉をきっかけに観た映画です。エンディングで再び流れたこのフレーズに、わたしの中の映画像がかちっと補完されたような気がします。
映画全体の雰囲…
「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている」
映画のタイトルにしてはとても長いこの原題は、作家アンドレ・ブルトンの著書「狂気の愛」の中で、娘に宛てて書いた手紙からの引用だそうだ。劇中に…
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