この世の中がいかに生きにくい世の中であることを語っている。
情報にあふれた社会で便利な世の中になった。ただその情報についていくのに遅れてしまったら。
ついていかないのが悪いと言われたらそのとおりかも…
このコロナ禍の時代だからこそより感じるものが多い映画だった。
大工としてこれまで真面目に働いてきたおじいさんが、心臓の病気によりドクターストップがかかり働けなくなり、国に支援を求めるが……。
役…
システムを護るためのシステムが階級社会の底で口を開けて、堕ちていく人々を無限に飲み込んでいく。ダニエルが役所の壁にスプレーで現状を訴えても、片側二車線の道路を挟んだ向こう側で“その場の雰囲気”で盛り…
>>続きを読む格差と分断が生々しく浮かび上がるコロナの時代にこそ見たい作品。
給付金申請にまごつく情報弱者を、お役所仕事的に冷たく処理する役人たち。
役人たちも決して悪人ではないのだが、公平の名のもとに規則から…
実に重い。でもこれは世界中どこでも誰にでも現実になる可能性がある話。
今の時代、行政に頼らないと生きていけない人は沢山いて、自分もまさにその中の一人。全く他人事には感じないし、みんな考えるべきこと…
ダニエル・ブレイクとして生きようとした、ダニエル・ブレイクの物語。
舞台はイギリスだが、どの国にとっても避けられない問題を、ケン・ローチらしく真正面から真摯に描いている。
人を救うためには制度…
心臓病を患い、ドクターストップのため働くことができないダニエル。支援が打ち切られ、再審査を申請しようとするが行政にたらい回し。ダニエルは自分が困窮していても弱い立場の人を思いやり、見返りを求めない愛…
>>続きを読む簡単な話じゃなくて非常に重々しかったな
人に歩み寄れる人間ではいたいけど、それを仕事としている人たちの線引きって、本当に過酷なものなんだと思う
ダニエルに対しての対応はちょっと酷すぎる気がするけど…
刺さるねぇ。実に刺さる作品だわ。
分かりづらい役所のオンライン申請、何十分も繋がらないコールセンター、機械並みに応用の効かない行政窓口。いやいや、どこの国でも同じなんやねぇ…。
多分監督が意図的…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016