”正義に近づいているのは確かだ”
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前作『ロブスター』ですっかりハマったヨルゴスランティモス監督作品。
彼の作品はキューブリックの影響が色濃く、不条理で理不尽なものが多い。
で、これまた奇…
悪役的な子が次どう出るのかっていうのが気になって最後まで興味が持続されてみれたし、嫌いじゃないしなにも文句がないけど、それ以上のものもなかった…
不快不愉快と言われている割には淡々としてて見やすかっ…
ラストシーンまでひたすら不穏で不気味で不快。
静かなシーンが続いたと思ったら、大音量で音楽が流れ出し、主人公と共にどんどん精神的に追い詰められた。
目から流れる血、髪の毛、足へのキス、聖歌隊、鹿と見…
出てくる登場人物一人一人が体温を感じられない。気持ち悪い。最後まで張り詰めた途切れることのない緊張感。言われてみればカメラワークにヤられていた。
映画は自由。表現は自由。気持ち悪い鳥籠から抜け出せ。…
若干煽り過ぎている感はいなめないが(特に音楽)同時に突き放しも効いている作品である事は間違いない。
特に愉快なのは冒頭の心臓手術のショット。「我々の生命とはこれが動いているというだけの事なのよ」と言…
ランティモスの映画って束縛されてる。冒頭の黒みから完全仕組まれてる。クレイジーなのにクレイジーなものはひとつも写ってない。音楽よりもズームインアウトするカメラが最高に不穏。全然好きじゃないけど1分た…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
前作『ロブスター』で不条理且つシュールなストーリー設定で異質な世界観を見せてくれたギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督。今作ではその不穏で不安定な空気感が更にヒートアップ。
全体的な画面構成や…
重低音と金切り音と不協和音でめった刺しにしてくる
登場人物を?
いやいや、我々観客を殺してくるんですよ
めちゃめちゃやわ、このヨルゴス・ランティモス監督
「籠の中の乙女」「ロブスター」
…
このレビューはネタバレを含みます
予告からしてサスペンスだとおもって見ていたせいか、そうでないとわかった時点で気持ちが宙ぶらりんで終わってしまった。
聖なる鹿とは医療事故死した父親…とみせかけて、幼い息子だったんだなというオチくらい…
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