ギリシャ悲劇のアウリスのイピゲケイアをモチーフにした面白おかしい狂気の沙汰の物語。無垢な魅力をそのままに天使にも悪魔にも神にも変貌する、人間の皮を被った異質な存在を演じたバリー・コーガン。このご時世…
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これは怪作。
現実ではありえないよくわからない前提で話が進んでいくが、それでもどうでも良くなったりしない、引きこみ力のある映画だった。
病院内での登場人物の後を追い、前からは先回り、上からは幽体離脱…
『ロブスター』の監督だから予想してたけど、今作もスッと理解できないレベル。ぐるぐるクライマックスシーンでは『ロブスター』のダンスシーン同様に笑ってしまい、異様な光景に笑いをこめ、ラストに余韻を残す作…
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この監督作は「籠の中の乙女」と「ロブスター」の半分見た(本作見た後ロブスター即借りしたが途中で寝てしまった)
籠の中の乙女のラストのダンスシーンで衝撃をうけ、ロブスターの謎のもしも1人だったらコン…
医師が青年を家に招いたことから始まる不条理な悲劇。
不穏な空気に音楽がたまらないですね。
青年の怪しい雰囲気も目が離せない。全く悪びれた感じもなく、悪い人にも思えない。
最後は容赦ない展開で、強烈…
まるでスタンリー・キューブリックが監督した『テオレマ』だ。
ギリシア悲劇の『アウリスのイピゲネイア』がモチーフ。女神アルテミスの怒りを鎮める為に英雄アガメムノンは娘を生贄にするが、実は娘と鹿をすり…
籠の中の乙女、ロブスターと一貫して描いてきたシュールな支配構造は本作でも健在。幸せな家族に紛れ込んだワケあり少年が徐々に浸食していく様が観ていて非常に不快で最高だった。
シャイニングのような流麗で…
「ロブスター」でも衝撃を受けたがヨルゴスランティモスは突出した映画才能の持ち主だ。コクソン級にいかれてやがる。終始不穏な空気感、異質な緊張感が続き、不気味ながらも魅了されてしまう独特な物語はヨルゴス…
>>続きを読む心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ豪邸に暮らしていた。ある日、スティーブンが気にかけている少年マーティンを、家族に紹介した時から、奇妙なことが起こり始める。ヨルゴス・ランテ…
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