亡くなった妻の面影をビリディアナに重ねて愛を求める叔父に嫌悪感だけでなくどこか切なさを覚えた。
首を縊る前に笑みを浮かべるシーンが印象に残る。
叔父亡き後浮浪者を招き入れて善行に励もうとするが思い通…
カンヌでパルムドールを受賞し、当時フランコ政権から上映禁止処分を受けながらも後にスペインの映画雑誌で史上最高のスペイン映画に選ばれたブニュエル中期の代表作。
修道院でシスターとして育った主人公が叔父…
登場人物がほぼ全員清々しい程のクズで、
マジでもはや観てるこちらまで清々しい気持ちになるレベル。
ただしストーリーは一から十まで徹頭徹尾胸糞。
結局ねぇ、
自分一人が勝手に信仰するのは別にいい…
世俗への堕落、それは不条理であり世の常。"コメディか?"と思ったけど、このダークさは確かにコメディなのかもしれない…とも思う。なによりルイス・ブニュエルらしいな、と。差異を伴う反復のように、話の展開…
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