優しさと厳しさが白黒で鮮烈に描かれていた。ラストは物語としての必然性はあって綺麗だったけど、ちょっと作為的なものを感じなくはない。
俳優みんな鬼気迫る演技で取調のシーンやばかった。あと夜に歌い踊るシ…
なるほどタル・ベーラと比較されるのが分かった。恐ろしいほどキマッてる構図、日光に照らされた雑草が潰れかけるまでに白い昼/黒く塗りつぶしたような夜にクラクラ。
たった228分で休憩と寝落ちを挟んだけど…
冤罪で30年投獄されていた女の無実が晴れ出所する…。モノクロームが光と闇を鮮明にして、闇の住人たちの孤独を炙り出していく。凍てついた心を少しずつ溶かしていくのに必要な3時間48分だった。心の揺れ動く…
>>続きを読む2021年ランタイム2時間50分越えの映画を観ること、実に24本。
総合ランタイム、約95時間。
その企画のラストを飾ったのは、長回し多様のモノクロ映画。
且つ、初鑑賞となるフィリピン映画でもある…
ド傑作。
230分でかわいい方の尺だとかいうただの化け物ラヴディアスのおばちゃん復讐譚。230分の濃度じゃない。タルベーラより全然好き。物乞い、バロット売り、オネエがおばちゃんの化身的に登場してきて…
シャープでクリアなモノクロ、引きの固定カメラで、暗闇では表情が読めなかったりする、この手のやつねって感じで食傷気味だったが、てんかんの発作や、復讐相手をロックオンしたあたりから叙述のトーンに引き込ま…
>>続きを読むラヴ・ディアス脚本、撮影、監督作品
教鞭をとっていたホラシア(チャロ・サントス=コンシオ)は30年もの間無実の罪で刑務所に投獄されていた
彼女を貶めたのは元恋人で地元の権力者ロドリゴ(マイケル・…