スリー・ビルボードの作品情報・感想・評価

スリー・ビルボード2017年製作の映画)

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

上映日:2018年02月01日

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「スリー・ビルボード」に投稿された感想・評価

たくや

たくやの感想・評価

3.8
『登場人物、みんな少し狂ってる。』


三枚の巨大広告看板を巡る争い、というテーマでここまで面白くワクワク話が展開されるのは本当にスゴい。
最後の最後まで引き込まれるし、次どうなるのよ?!ってもう目が離せない。
中だるみはほとんどなく、展開がとても鮮やか。
これは映画館で観て損はないサスペンス映画だと思う。

そして、私の大好きなウディ・ハレルソンが重要な役で、その渋カッコいいの破壊力は果てしない。

しかし、前回の『羊の木』と一緒で、結末は“ここで終わり、まじかよ。”という中途半端な感じだったので、それは本当に残念。
みね

みねの感想・評価

3.0
みんな少し狂っててぶっ飛んでるけど、要所要所で人間味を感じて、少しだけ感情移入できた。
だから最後もあんな感じで終わったのかな〜。
KnI

KnIの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

"怒りは怒りを来す"

3枚の看板に端を発する濃密な人間ドラマ。
様々な交錯する思いが、心を揺さぶる。
そして飛び出す大小問わぬサプライズ要素、ストーリーとしても全く飽きさせない。

常々思っている事だが、憎むより他人を理解する努力が必要。そうさせてしまう言動の理由がどこかにあると思うし、負の感情の伝播は何も生まない。時間の無駄。
相互理解か、どうしても難しいなら無関心になってしまうぐらいが良い。
病院のワンシーンはとても素晴らしかった。

濃過ぎるキャラクター達が魅力的で、もうそれぞれのミニドラマを見たいぐらい。獣臭い19歳のおとぼけストーリー所望。

この作品でFrances McDormand は第90回アカデミー賞主演女優賞との事だが、個人的にはSally Hawkins 推しかな。
と、今頃賞レース結果にああだこうだ思い楽しむ。
柴猫

柴猫の感想・評価

4.0
本作でマーティン・マクドナー監督の名前が知れ渡ったことがめちゃくちゃ嬉しい!
この監督は元々演劇の世界で活躍する劇作家。そこで地位を確立した後に短編映画を撮り、それがすぐさまアカデミー短編映画賞を受賞。次に挑戦した長編映画『ヒットマンズ・レクイエム』で今度はアカデミー賞脚本賞を受賞するという快挙。
しかし、日本では何故か劇場公開されなかった不遇の人物でもあった。

この一作目の『ヒットマンズ・レクイエム』がとにかく好きで、初めて見たときは衝撃を受けた。評価は高くない二作目『セブン・サイコパス』も大好きで、三作目であるこの作品も趣はかなり変えてきてるけど通じるテーマみたいなものがある。
マクドナー監督の作品では常に徹底した「自己犠牲」で物語が加速し始める。
一作目では、キリスト教という自殺タブーな宗教観を語りながら、罪の意識に囚われた人物が自殺と救いの間で揺れ動く姿。
二作目では、他者を救うための行為は自殺と呼べるのかという疑問を残しながら、犠牲の中にこそ光を見出す姿勢が描かれた。
両方に共通してるのは「自己犠牲により誰かを救おうとする人物」の存在で、その姿に毎作毎作強く心惹かれてしまう。 この作品の解釈はかなり幅広く成されていたけど、過去作品と比べるとどちらの意味でも取れて面白い。その意味でどちらか断定する話しではなかったようにも思う。

しかしマーティン・マクドナー監督にしろ、ヨルゴス・ランティモス監督にしろ、少し個性を抑えただけで様々な賞を総なめしていくのは凄いよね。アカデミー賞に寄せてきたなんて言われるけど、それで本当にノミネートまでいくんだから文句なんて言えない。この後彼らがどんな方向性で作品を作るのかが楽しみで待ち遠しい。
HOPE

HOPEの感想・評価

3.8
解説見てやっと半分くらい理解できた
yukiekntm

yukiekntmの感想・評価

5.0
すごい、本当にすごい。
一日に2回観てしまった。

表面的なストーリーを追っているだけでも十分面白くできている。
が、ここまでミスリードがうまい映画は他に観たことがない。リアルな世界での人間の社会問題や先入観を巧みに利用して。

登場人物が全員それぞれ勘違いして勘違いして勘違いして怒りをぶつけ合い許し合う(聖書的に)なかで、
ディディールや会話が天才的で
強くて頑固で鈍感な母ミルドレッドに完全に感情移入し、一緒になって思い込み、
ちょっと泣いたりもしてしまった笑

“raped while dying"

(レイプされて死んでいく)
(死にそうにレイプした)

かんっぜんに間違えた。
騙されたんじゃなくて

“THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI”

まんまとMISS!!!!

感動の手紙の仮面をかぶった
嘲笑うような脅迫に震える。
完璧な脚本。

生と死の狭間の、
サインと憑依と愛の話。
かなり悲しいが、ちょっと笑える。
キリスト教徒なら、聖書トリックにもっと感激するんだろうが、
浅い神仏混同徒でも、どうなるのどうなるの!?と十分楽しかった。
すばらしい。
joerecord

joerecordの感想・評価

4.0
傑作ですよね

このレビューはネタバレを含みます

人は人を簡単に善悪を決めてしまうところがあるが、完全に決めつけられるものではない。
サム・ロックウェルは日本人だと和柄の服着たおっちゃんって風情。
ウサギのスリッパ、入院(同室にすんな)のシーンが好き。こういう終わり方って大抵モヤっとするが、これは好き。
sue

sueの感想・評価

4.0
予告編では主人公がクレイジーだと思ってたけど、映画を見てるとそうでもなくて、登場人物の複雑な感情が混じってて面白かった。 重い内容だったけど、終わり方は爽やかで話が一区切りついた感じがした。
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