泉鏡花の原作を成瀬巳喜男監督が映画化。戦時中、当局の統制により芸道ものが隆盛した中の作品のひとつ。1943年の作品。
溝口健二監督『残菊物語』で主演を演じて印象的だった花柳章太郎さんが今作でも主演…
そりゃもうラストシーンは素晴らしい。
けど、そこまで乗れず。
序盤の自殺させる衝撃が大きすぎて、太もも叩きによって殺していく偽芸専門殺し屋になったifも見てみたいと思いすぎてしまったのかも。
ここま…
話としてとっても面白かった!能のシーンを見てもっと能がわかれば面白いのかな〜と思いながらも、街のシーンの演出がずっと綺麗だったり、会話と能と主人公の男女の雰囲気の緩急が素敵だった
成瀬監督は個人的…
成瀬4本目。泣いたわ、償いと赦し。でも師匠と腕比べをして自殺に追い込むってよくわからない、技術が劣ってるならお前が悪くね?それを腕比べを申し込んだ側のせいにされても…まあそれきっかけで死なれたら自分…
>>続きを読む芸人が挫折を経て放浪と修練の果てに復活するという典型的なドラマが成瀬のモダンなセンスとユーモアと巧みな編集により片意地張らず楽しめるエンターテイメントな作品に。ラストの感動の対面で敢えて按摩さんとの…
>>続きを読む芸事を極めようとする若者の苦悩と数奇な巡り合わせ。
能楽師・喜多八(花柳章太郎)は若気の至りで犯したある過ちにより、父・源三郎に芸事を禁じられ破門される。
あれから2年….
地方に流れた喜多八は…
冒頭の能のシーンでこれはキツいやつかな、と脱落しそうになりましたが、そのまま見続けて正解。
膝を打って拍子を取ることで、相手の芸を追い込むという他では見ることの出来ないバトルシーン笑を皮切りに、人間…
溝口健二の『残菊物語』に相当影響を受けているのではないかと思う。成瀬には珍しいクレーンショットが多数。映画史上最高の木漏れ日が見られると聞いて観てみたが、なるほどこれは素晴らしい。芸は身を助けるとは…
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