ずん

オンリー・ザ・ブレイブのずんのレビュー・感想・評価

3.9
巨大山火事に立ち向かった勇敢な男達の物語。

アリゾナ州プレスコット市初の森林火災の精鋭部隊、ホットショットに認定された消防隊、グラニット・マウンテン隊の活躍を描いた、実話が基の作品。

マイルズ・テラー演じる若い青年が堕落した生活から脱却する為に森林消防団に入隊し、仲間と共に日々成長していく姿が描かれる。

火災系の映画は「タワーリング・インフェルノ」「バックドラフト」や「ボルケーノ」などがありますが、山火事の消防隊の仕事は知らない事だらけだったので、あまりに過酷な仕事内容に驚きの連続でした。

それは木々をなぎ倒して山肌に防火帯と呼ばれる深い溝を手作業で掘ったり、事前に周りの木を焼いて火を食い止めるなど、とても重労働で常に危険と隣り合わせの作業。

今作の印象として、消防隊の派手な功績よりも作品の大半を彼らの日常にスポットライトを当て、過剰な演出が無かったところがとても実写的でかえってリアルに感じれました。

また家庭問題を抱えていたり、厳しい訓練を通して生まれる男同士の熱い友情だったりふざけ合う姿だったり彼らの人間性をとても丁寧に描いていたところが素晴らしかったです。

その反面、終盤まで派手な演出も無いので多少盛り上がりに欠ける部分もありましたが、彼らの日常を知る事が出来るとても見応えのある作品かと思います。

クライマックスの2013年のアリゾナ州で起きたヤーネルヒルの巨大山火事の迫力は凄かったです。

防火テントはしっかりと密閉して耐え忍べば500度以上の熱風に耐えられるようですがどんなに熱くて怖かったことだろう。
大自然の脅威に打ちのめされました。

ラストエンディングは実際の消防隊員達に涙が止まりませんでした。みんなまだ若い方達だったとは。

彼らの表情を見た時に、俳優さんとソックリだったのでこの作品を作るに当たって相当細かい部分のリサーチをして作り込んだんだなぁと。

彼らの勇姿は作品を通してこれからも語り継がれるでしょう。

日々私達の安全を守る方達に心から感謝したい思いです。
ずん

ずん