CMしか撮ったことのない人がデビュー作でベネチアの金獅子賞を受賞した作品だったんですね…
12年ぶりに息子達の元に帰ってきた父親。翌日には一緒に旅へ出ようと提案。従順な兄と反抗的な弟、そして父親は…
母と祖母と暮らしていた兄弟のもとに、家を出ていた父が12年もの長い歳月を経て戻ってきた。写真でしか見たことのない父の出現に子どもたちは戸惑うが、父はお構いなしに彼らを湖への小旅行へ連れて行く……。
…
これは一種の寓話ではないか。
ほぼ登場人物は父、兄、弟の3人のみ。
冒頭の防波堤。黒々とした海がどこまでも続く水平線。古びれた鉄骨の剥き出しになった木製の塔の垂直線。そして左右対称になった構図も差…
「不在という名の存在」
「存在という名の不在」
「父性との戦いと自立」
それを描いた作品!って、、、、
嘘つきました。
見栄張りました。
正直、全く分かりせんでした。
一緒に見ていた奥さんが、
…
うおお...うお...
親子間のバッチバチの心理戦、並行して父は何者なのか、というサスペンス
伏線だらけ、謎だらけ
多分言えることは徹底して子供目線で、父の心理をあえて見えないようにしていることだと…
アンドレイ・ズビャギンツェフ監督による2003年製作のロシア映画
・
第60回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞と新人監督賞を同時に受賞する快挙を成し遂げた作品
,
映画祭に招待され…
このレビューはネタバレを含みます
映像はタルコフスキーからの影響が強い。母親が家の扉の前の手すりに腰掛けているシーンで、あ、これは「鏡」だ、と思う。
父親は何故帰ってきたのか、何処から帰ってきたのか、何者なのか。これは何かの暗喩な…