あまりにも素晴らしい。愛は縛りである。行動も思いも、身体も物理的に制約されるのだ。そう、愛という縛りによって二人の男女は逃走=闘争を余儀なくされる。愛は画面にも運動を呼び込む。殺陣、移動、小道具、全…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
① 20年ぶりに中島貞夫監督が映画を撮る為に、
中島貞夫監督に映画を撮らせる会の方々が尽力し、最後の字幕にそのお名前が沢山あったことに感動した。
② パッションが爆発する活動大写真を撮る天才、中島貞…
中島貞夫監督、86歳の監督作品‼︎
そのエネルギーの有り様に驚く‼︎
東映マーク後の時代劇なんて何年振りだろう?
筋立てはシンプルで、
幕末の京都で、新撰組と見廻組の抗争に巻き込まれた長州藩を脱…
予想以上の中島貞夫感、というかプログラムピクチャー感に戸惑ったものの、人の動きの捉え方があまりにかっこよく、特に後半は映画的な運動の連続。正直セットや背景がチープなのだが、その中での役者たちの動きが…
>>続きを読む日本映画の、時代劇の魅力は画面の狭さ、濃密さだと語る。手前に映る障子や軒を隔て、襖の奥へ奥へ観客を覗かせるように仕組んだ精緻な画面設計が素晴らしい。終盤では多対一の殺陣を生かすための戦略にもなる。「…
>>続きを読むM.I.シリーズや、今一世を風靡するアメコミ原作の実写版作品群、そして半世紀以上に亘り作り続けられている007シリーズ、これらは“アクション映画”といわれ、古今東西遍く人気を博している映画ジャンルで…
>>続きを読む多部未華子を初めていいと思った。
刀の怖さを強調するための演出。刀を抜く仕草を多十郎は中盤まで一切しない。抜いた瞬間先端に光が当たり、その鋭利な鋼の塊にヒヤッとする。素晴らしい。
殺陣においても竹藪…
©「多十郎殉愛記」製作委員会