記憶や書記は物語の真実を語らない、唯一真実を語るのはいま目の前に生きる人々。
サラという強烈な過去の亡霊に取りつかれ崩壊した家庭、その家庭を再建するのは今を生きる人達。
構造がややこしすぎてもう一…
このレビューはネタバレを含みます
カトリーヌ・ドヌーヴいまこんな感じなんだ!という。
ファビエンヌの自伝本『真実』。彼女が綴った真実とは。母と娘の確執も露わに。
わがままな大女優ファビエンヌ。監督と寝て仕事をサラから奪ったとか、リ…
是枝監督作品と知らずに鑑賞。
バイアスなしで見た感想を書きます。
とにかくわがままな元大女優が全てに対して悲観的な言葉で受け答えする。
最初は、イヤなおばさん。としか思ってなかったが、そのひねく…
是枝監督の著書"映画の生まれる場所で"を
書店で出会い衝動買いをして読んでいます。
パリでフランス語の映画を撮った際の制作秘話のような随筆で、その作品"真実"を鑑賞しながら読み進めています。
実…
「万引き家族」で2018年のカンヌ国際映画祭パルムドールの栄誉に輝いた是枝裕和監督が、制約の多い日本を飛び出し、全編フランスでロケ撮影を敢行。初の国際共同製作映画として家族の〝真実〟をめぐる物語を撮…
>>続きを読む何が真実で何が真実ではないのか。
人は上手く自分の心を隠しがちなので、他人や家族、時には自分自身でさえ本当の心の真実が分かりにくい。
それ故に、いろんなすれ違いが起こり人の感情を複雑にする。
この映…
是枝らしく派手な演出も起承転結もなく淡々としてある意味退屈とも言えるけど理想ではなく現実にありそうな人物像、家族像が感じられて上手やなぁと。
ドヌーヴ演じるファビェンヌの誇り高さやリアルなイケズさ、…
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