生物が動くでもなく、紙に描かれたものでもなく、作られたものを動かすでもなく、ネジや針や肉片や綿毛などの現実にあって自ら動かない物を動かすというストップモーションアニメの醍醐味を味わえる。
動かさない…
『ブラザーズ・クエイ 短編集 Ⅱ』より。
一滴の唾からイマジネーション爆発。動き出した無機物世界。音楽すらも気分屋で、ピンクでダークなクエイの箱庭。そこはまるで掃き溜めのよう。
世界観は勿論。効…
ブラザーズ・クエイ短編集より。
参った。こりゃ問答無用の傑作。
まだ4つしか観てないけど、多分これがクエイ兄弟のベストでしょうな。死ぬほど陰鬱で死ぬほど美しい。
無機質な世界に臓物ぶっこんでくる…
『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』3巻、あの伝説の野球回の「紹介しよう…ボナンザだ」の元ネタ(当然嘘)。ネジきめぇ!!!レバーきめぇ!!!そもそもツバ汚ねぇ!!!となるが、埃を纏った…
>>続きを読むブルーノ・シュルツの『大鰐通り』を引用して「本能も異常な暗い情熱も かき立てられることはない」と言うけれど、クエイ兄弟のパペット・アニメは暴虐であるというアイロニー。であるなら、吐かれた唾は偶然か、…
>>続きを読むブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ
心がざわつく。
考えてみると、あの時、こんな夢を見たなぁ。など覚えていない。
しかしこの作品を見ると夢で見た事があるうな。細々と感覚として残っている、悪夢を感じること…
内容はほぼないに等しいけど、ダークで退廃的な映像と世界観・急かされたり陽気になったり悲しくなったりする音楽、ほんと不気味で独特。
懐中時計を開けば心臓が出てきたり、針・糸・ハサミ・ネジ・タンポポの…