「マイケル・ムーア:コロンバインの生徒やあの街の人々に話すとしたら何と言う?
マンソン:何も言わない。黙って彼らの話を聞く。誰もそうしなかった。」
ボーリング・フォー・コロンバインより
冷めた目…
このレビューはネタバレを含みます
今後、こういう事件を起こしてほしくないというオルガの言葉とは裏腹に今でも絶えない衝動的な殺人。
共産主義で閉塞的な当時のチェコスロバキアでオルガのような人は生きづらかったのだろう。
でもオルガだけが…
この類の映画は難しい。
明確にメッセージがあるからこそ、難しい。
でもわからない。全然わからない。
率直に言わせてもらうと、退屈だ。
そして、そこまで彼女の人生が
歪められて蔑まれていたものとは感じ…
最も残酷なことは彼女が起こしたことではなく彼女が受けたこと全て。目に見える傷ではなく目に見えない傷。分かりにくい悪。たしかに苦しいのにその苦しみを誰も理解してくれないということはとても残酷なことだよ…
>>続きを読むチェコスロバキア時代最後の女性死刑囚のオルガの生い立ちと最期までを淡々と距離感保って描いたドキュメンタリータッチな作品。
派手さも見せ場も無いのに何故か目が離せず最後まで。
オルガ役の人上手かった。…
恐ろしいくらい客観的に映すから彼女の内側に入り込むのが難しい。
でもそれで正解なのかも。
ひと言で言えばアタオカ女の凶行。
寄り添うべきものは無い。
あえて断罪するなら家族か。
精神を病んでいて…