パリで貧乏な芸術家の中年男三人組が助け合う。『俺たちの旅』を吉祥寺からパリに移して熟成したと言うと大げさかな?
ちょっとした場面でも琴線に触れる仕掛けがある。役者の表情、予期せぬ展開、劇伴、何気な…
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91点。
ゴミ箱を漁る酔っ払い。
紙の上で滑って転んで上唇辺りに怪我してしまう。
男は2本の瓶を拾ってBARへ。
BAR。
出版社が「戯曲は長過ぎる。短くしろ」とかほざくと愚痴る男。
バーテンは…
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国外退去から戻ってきての、ボードレールとの再会がもう良すぎてさ。
ロドルフォとボードレールじゃなくて、マルセルとショナールをアップで映し続けるのがほんと好き。
それでいて耳からボードレール達が再会を…
アキ・カウリスマキ監督『ラヴィ・ド・ポエーム』(1992)
カネがない芸術家の放浪で、
カネがないことによってしか出逢わない人たちの美学が貫かれている。
愛犬の画や砕けた旋律、恋移ろう儚い女など…
公開当時に劇場で観て、その後も何度か観てると思う
売れない芸術家のオジさん三人組の面白おかしい日常で途中まで笑ってるんだけど、日本語の『雪の降るまちを』を聴く頃にはウルッときている
マッティ・ペロン…