ジョアン・ジルベルトを探しての作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(13館)

ジョアン・ジルベルトを探して2018年製作の映画)

Where Are You, João Gilberto?

上映日:2019年08月24日

製作国:

上映時間:111分

あらすじ

「ジョアン・ジルベルトを探して」に投稿された感想・評価

1号

1号の感想・評価

4.0
本人が登場しない、ある意味異色のドキュメンタリー。まずジョアンを探したのはドイツ人。このドイツ人の本を読んだフランス人監督が遺志を継ぐようにジョアン探しをする。
実像に迫るとか、謎に切り込むばかりがドキュメンタリーではない。所縁の人たちに語られるちょっとミステリアスなジョアン像は十分に興味深いし、耳慣れた楽曲に乗せ、ボサノヴァが生まれた地の空気感が味わえて大満足。
さえ

さえの感想・評価

4.0
ラジオの宣伝を聞いて、ジョアンのことを好きすぎる青年がブラジルまで追っかけをするドキュメンタリーなのかと思ったけれど、そうではなかった。ガショ監督はジョアンよりもマークさんに魅力されているように感じました。有名人がたくさん出てきてインタビューに答え演奏までして、なんて贅沢な!ジョアンの曲がたくさん流れ、淡々と旅は進み、太陽の光の色が違うのかどこへ行っても青と白がとてもきれいだった。見つからないで、ずっと探し続きた方がいいこともある…と思いました。
badcatsad

badcatsadの感想・評価

3.4
感覚的に心地良い映画。美しい音楽、美しい風景、美しい言葉、それだけで気持ち良くなれる。

ジョアン・ジルベルトという人物を詳しく知らなくても、ボサノヴァを素晴らしいと感じられる心があれば、この作品を観てゆったりとした幸せな時間を過ごせる。
正直ボサノバの歌詞についてはほとんど読んでないし、ブラジル音楽の歴史に精通してるわけでもない

けどジョアンジルベルトと彼が歌うサウダージのイメージには凄く惹かれる

ジョアンが退屈に見えてきたとかなぜ会わねば行けないのかとかいう自問をしながらも旅を続ける理由は二人とも自分自身で理解してなかったように思う

最初の人は自殺の可能性もとかいってたけどもしかしたら、ジョアンに会えれば何かがかわるかもと思ったのだろうか

この作品の監督は結局はジョアンと彼を探した人のどっちにより興味があったのだろうか曖昧で、自分自身が探すという流れのなかで時々最初に探してた人に自分を重ねてるようにも見える

自分を他者に重ねたり理由がわからなくなりながらも他者を理解しようとし続ける過程は無意識の自己変革でもあり、謎へと進むことは旅の1つの楽しみでもあるが、監督はどうだったのだろうか

最後には何を想ったのか、なぜ強く惹かれたのか
けど言葉でそれを強く表現しなかった監督もまたジョアンジルベルトのイメージが訳もわからず好きだったのは確かなのだろう

その感覚を都会と自然が隣り合わせのリオデジャネイロという街の映像の旅を通して味わえたのだから、ドキュメンタリーとしてよりも良作のロードムービーとして色んな人に見てほしい

そして、ジョアンジルベルトは存在したというあり得ないような(?)事実というか奇跡に最後圧倒された

オタクであることの無情感と喜び、サウダージが詰まってる
Nyamath

Nyamathの感想・評価

3.3
ボサノバは4㎡のバスルームの便座の上で生まれたとか ボサノバは動物でいえば鳥のツグミだとか語ってるけんど ん〜なことよか巨匠のドキュメンなんだから 王道でジョアン先生の音楽深く掘り込むとか あまり知られてない晩年の引きこもりに焦点あてるとか 掘り先絞って欲しかったですいず
街並みが綺麗。

ドキュメンタリーにしては内容が薄い感じがしたけど、実際に自分の目で見て、聞いて、話して、探す、って体験は何物にも代えられないのだろうなと感じた。

ボサノヴァに興味が湧いた。
探してきました。
情報は薄いのでドキュメンタリーとしては物足りないんですけど、ジョアンやマークというその場にいない人を思って街を見せるシーンはしみじみとして良かったなあ。
miyukick

miyukickの感想・評価

2.8
リオの街とドナートが見られたから…いいかな…

ブラジル音楽好きな自分には思ってたのと違う〜という感じだった

ただ、探したい気持ちはわかる
わかるんだけど…
東京駅の赤煉瓦を潜り抜け、日比谷まで歩くのが好きです。
空の高さに少し、秋を感じながら。
旧くて歴史のあるビルの片隅、マドモアゼルノンノンのショーウィンドウに足を止めて。
その街の、その街にしかない空気とか、熱気とか、たぶん、二度と同じものはない人々のざわめきとか。

このあと観る映画に想いを馳せて。



リオの街。
サンバのリズムが流れる、陽気で迷いのない青空のイメージなのだけれど。

ジョアン・ジルベルト
ボサノヴァ界の巨匠…残念ながら、存じ上げませんでした。

2008年のボサノヴァ誕生50周年記念コンサートを最後に、表舞台から姿を消す。
ブラジル音楽を敬愛するフランス人のジョルジュ・ガショ監督。
彼がジョアンに一目会うために、リオの街を訪ね歩くドキュメンタリー、いやロードムービー。

その手助けとなるのが、ドイツ人ジャーナリスト、マーク・フィッシャーの著書。
ジョアンに会い「オバララ」を歌って欲しい一心のマーク。
自ら"ホームズ"になりきり、ワトソンに語りかける形式の著作の出版1週間前に自死。
そんな彼の想いを継いで、ガショ監督がジョアン所縁の人達に話を聞いて回ります。

元妻ミウシャ、ミュージシャン、料理人、理容師…
非現実的なエピソードの数々を聞くうちに、もしやジョアンはもう存在していないのか?と思わせられ。
監督と話している最中にジョアン本人から電話がかかってくるのだけれど、彼に繋ごうとしない姉。
ブラジルのおおらかさ、なのでしょうか?

徐々に"ホームズ"と自己の境界が曖昧になっていく監督の様をみていくうちに、私達観客も不思議な空間に誘われていきます。
最早、ミステリー作品のよう…


太陽の下の樹、その下に落ちる陰。
乾いた風が流れ。

ジョアンがひとり、篭って毎日何時間もギターと歌を練習していたというバスルーム。
とても狭い、けれどもその空間を抜けて、青空のようなボサノヴァが生み出された、その小さな奇跡。



果たして、ジョアンに会うことはできたのでしょうか?


2003年より来日公演を重ねて、日本にも多くのファンがいるとのこと。
この作品の公開直前の2019年7月6日、リオの自宅で旅立たれました。88歳。



今日は、いつもと趣向を変えてジョアンの「想いあふれて」を聴きながら。
歩いていきましようか。
マニアの聖地巡礼。やはりブラジル音楽ファンは熱い。思いきってコメディにしてもよかったのかも?笑