マーティン・エデンに投稿された感想・評価 - 5ページ目

「マーティン・エデン」に投稿された感想・評価

おこめ

おこめの感想・評価

3.7
希望と絶望

ヴェネチア国際映画祭でホアキンジョーカーを抑えての男優賞を獲得したルカマリネッリの演技を期待しての鑑賞(映画賞のルールがよく分からいけども、『ジョーカー』は金獅子獲ってるから重複受賞出来なかったのかもしれんけど)

身分の差、届かぬ恋、表現者としての成功と葛藤、時代背景

主人公マーティンエデンを形成した背景と、作中でさらに彼のアイデンテティを揺り動かしながら形成していくエレナを始めとする要素の強さ○

詩的な世界を表現する余白○

社会主義や自由主義などの思想の読み解きも作品への評価に繋がると思うけど、単純に、作中のマーティンエデンが辿ってきた人生が誰の為に始まった人生でどう決着が着くのかという儚さは見応えでしかないよね。ラブストーリーの濃さ○

二人のロマンスの壁となる身分の差と、エレナの母親の存在感○

作品の雰囲気を邪魔する事なくスマートにイベントが置かれていて○
(写真撮影や、食事の食べ方、拍手のタイミングなど)

マーティンが成功を手にしてから目に生気が無くなっていくマリネッリの演技は顔の力も相まって良かったなぁ、、
saru55

saru55の感想・評価

3.3
可もなく不可もなし。
ジャック・ロンドンの自伝的な映画というが、この映画の主人公と本人の執筆した冒険小説がどうしても結びつかない。
r

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3.6
雰囲気と主演の俳優がよかった
恋愛映画という感じはあまりなく、主人公の苦悩とか変化が一番描かれているかな
ひとりの女性との出会いで純粋に努力して諦めない姿は素晴らしい
それだけに別人のように孤高や孤独になってしまうのは悲しい
彼を変えてしまったものを悔しく思う
愛を拒もうとするなら、罰を受けるみたいなことを言っていたのが印象に残った
pomzo

pomzoの感想・評価

3.7
前半のマーティンが夢を追う姿には
共感できたが、後半は辛い

何故こうなった!?
とも思えたが、教壇シーンは圧巻
もっと長くても良かった
あんな講義を受けてみたい
Kenny

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2.8
イタリア南部ナポリの港町。
貧しい労働者として育った主人公の恋愛と理想と現実、そして挫折を描いている。
イタリアらしい陽気な音楽があれども、全体的には苦しみの中でもがく暗いトーンだ。
努力して小説家になったものの、社会主義の理想と現実で労働者階級としては浮いてしまい、一番の理解者である親友が亡くなり自ら絶望の境地に自分を追い込んでしまう。
気楽なイタリア映画にはない珍しい最後だった。
貪欲に夢を追う姿と、
夢を叶えたのに夢破れたかのような
エデンの姿がまるで別人だった。
最後、あの頃の自分を追う姿も
なんとも言えない。
最近の映画なのに、昔の映画のようなエモさもとても良い!
映画館で見るべきでした。
alek

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3.5
貧しい若者が良家の令嬢に恋し、作家を目指して成功を手にするが幸福を得たかというと・・・という、良い意味で古典的な、王道のストーリー&作風。なので、目新しいところは特にないんだけど、こういう映画を堂々と作るのって、もはやハリウッドでは無理な気がする。
ルカマリネッリの正統派の男前ぶりもぴったり。あの目力が映画の7割くらいは支えてるのでは。
ちょっと難しかった。階級、貧困による教育格差とか…個人の思考はもちろんあるけど、価値観って育った環境によるものも大きいよなとか。

誰からもバカにされ、恋人も自分を恥じてるのを知りながら努力を続けて作家になって、自分自身は変わらないから周りの手のひら返しがありありと見える。

分かるんだけど難しいなと思うテーマだった。
でも、映像とかたびたび古い映像が挟まれてるのも良かったのでそこは好きでした。


人を愛した経験がなさすぎて、どうしてもやり遂げたいことがある場合恋人がいると双方不幸になりかねないと考えてしまうので…エレナの気持ちもマーティンの気持ちもなんとなくしか分からない。
あなたのように行動し、話したい。マーティンの歩んだ道のきっかけは確かに彼女だけど、愛するには価値観がちがいすぎる。

あとエレナ最後さ…あんな感じで会いに来るならお母さんと一緒に来るなよ!と思ってしまった。父も母も捨てるわ、とか言いながら母に送り迎えされて会いに来るのかよ…
Reiren

Reirenの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「野生の呼び声」で知られるジャック・ロンドンが
モデルの男が作家になる話

良家の令嬢エレナに惚れ、好かれたい一心で
教養を身に着け作家を志す船乗りの主人公
マーティン

なかなか成功せずエレナと別れ
その後、大成したけれど・・・

貧しい生活から一転、大富豪になったマーティンに
かつての恋人エレナが会いに行く

大抵の作品ではなんのかんのあっても
ここでハッピーエンドになるがこの作品では
シビアな別れ

マーティンがエレナに惚れた時
「あなた(上流階級)のように考え、
行動したいんです」と語ったその
上流階級(成功者)の一員になれたが
幸せは得られず・・・

貧しい人々と、生まれた時から富裕な人々との
考え方は根本的に違う
大金を手にしても中身は変わらない
貧富の差に、深い溝がある感じが
なんともやりきれなかった
Yuki

Yukiの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

セリフ全てが刺さるし、意味のある発言しかしてなくて、最高な映画でした
画も綺麗でところどころ入るノスタルジーな映像もめちゃくちゃよかったし、生きる個人に焦点をあてるのもすごいよかった。社会主義や個人主義が干される機運、民主主義や出来立ての資本主義に苦しむ労働者と金持ちの差を文学で戦った彼、そもそもそんなものは自然の法則には敵わない自然主義なんてこの時代には通用しなかったんだろうな、、

以下メモ

「教育がパンで、スープが貧困、すくって食べればなくなる」
「牢獄でも鍵があれば家さ、鍵は愛だ」
「飽食飢餓を知らず」
「多くの人間が餓死し逮捕される
彼らが貧乏で奴隷で無知で愚かだからか?」
「雇い主を追い出しても主は自然や別の人間」
「国が個人に自由をもたらす」
「倫理の法則が自然の法則を覆せるのか?組織は必ず存在し、主も存在する」
→これが進化の法則


「法には欠陥がある
貧者には犬を飼う権利がある
鼠を飼ってもいいというわけだ
やはり控除の対象になる
陰気な小部屋で高価な雑種を買わずとも
これは行政の負担だ
やめさせたら鯨でも飼いかねないと?
犬の殺処分、名案では?
次なる対策、貧民の殺処分を
これで行政の負担は減る!」
この詩を朗読する場面めちゃよかった。

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