ティンパニー奏者である主人公のギアは女ったらしで時間にだらしなくすぐにどこかにくらましてしまう慌ただしい色男。最初はイヤな奴かと思ったが、観ているうちに段々憎めない奴だなと思えてくる。演奏中同じ楽団…
>>続きを読む忙しい、時間がないことが何かを成し遂げるに直結することがないある意味無為な忙しさ。
側から見てどう思うかよりも、本人が良ければそれでよし。
シュールな結末に唖然とするもの、それが人生。
トビリシ…
出番の少ないティンパニ奏者の主人公が自分の出番ギリギリまで街のいたる場所でナンパしたり油を売ったりしてるだけの話なのだけど、もう最高に面白い。花から花へと、天性の人たらし具合を発揮する問題児の身軽…
監督のことも何も知らず、たまたま手に取ったチラシでこれが面白そうと思って鑑賞。“ノンシャランといきましょう、こんな世界だからこそ。”という特集テーマ通りの作品。
主人公は楽団のティンパニー奏者のギ…
遅刻魔だけど人たらしでどこか憎めない主人公ギアはとにかく動き回る。
彼は遅れるのが当たり前の生き物と思えば全然気にならないけど、『BLUE GIANT』を見てる人間からすると、音楽に真剣に向き合って…
優れた監督は皆そうしてしまうのだろうけど、ハッとすることを事もなげにやってしまうのがイオセリアーニかなと思えてくる。今回はラストの帽子掛け。いや、久しぶりに胸を打たれた。彼はギアの親切心を一瞬心に浮…
>>続きを読むイオセリアーニ監督ジョージア時代の長編第二作で、なかなか厳しい人生観の映画という印象です。
舞台が都会に変わって、主人公の若者が刹那的というか、後先考えずに、今やりたいことを優先してしまう感情的なキ…
最高。
ひとところに留まれない主人公の可笑しみと悲哀。女好きなだけではなく人たらしなのが良かった。
帽子をかけるフックをつけてあげるシーン。人はこのくらいの生きた痕跡で充分なのだろうか。
留まる人た…
歩き続けて、しゃべり続ける男。
街を歩けば知り合いに声をかけられ、そこらにいる女性は皆関係があるような。ダメ男ちゃん。
街を彷徨う心には何を抱えているのかな。
最後の衝撃。きっと彼は幸福。
笑…