ソニマージュと引用を繋ぐ「朗読」。
マルグリット・デュラス『トラック』が重要な役割を果たしていた。
沈黙について語るデュラスのオフの声は、むしろ画面内に不在のまま話し続ける。
応答や対話というよりも…
アイデアと機転で画面を喜劇に変貌させていく。80年代90年代に多くの映画が叙情的な湿っぽさでダレ場を黙認してきたとして、ゴダールはダレ場という概念そのものがないような、時代的な、撮影時間をやむを得ず…
>>続きを読むゴダールと名乗る映画監督の男は彼女から別れを切り出され、前の妻と娘との関係も良好では無い。そして男の彼女は田舎に引っ越そうとする...というお話
まさに『パッション』などへと続くゴダール後期の作風…
商業映画復帰作なのに主人公の名前がまんまゴダールだったり、妻子との生活が上手くいっていないことを描くという自伝要素をはらんでいたりと人を食ったような構成が相変わらずゴダールらしい作品。でも脚本にカリ…
>>続きを読む(相対的に)わかりやすく、
狂気と清々しさを兼ね備えており、
かなり好きなゴダール
だがこれを商業映画とする感覚は、
理解できない。
撮影、編集、音楽の使い方、、、
やはり変態である。
気持ち…
演出の暴力性が如実に、かつシニカルに、かつ隠蔽性を開示するかのように、描かれていた。
娼婦の何気ない内部の会話ややり取りに、容赦のない音やポスターの意味や男の情欲という外部があたかも必然的に介入し…
Sauve qui peut (la vie), un film de Jean-Luc Godard. © 1979 Gaumont (France) / T.S.R. / Saga Productions (Suisse).