若かりしエドワードヤンが侯孝賢に観た?凄かったぜって言った映画。最後に現代のオイディプスが縦笛で吹いていたのはロシアの革命歌らしく、公開当時の学生運動の人たちは胸が疼いたとかなんとか。日本の神楽のB…
>>続きを読む時代を超越して、西洋と東洋が融合する謎の映画。
奇をてらいすぎて、ヴェネツィア国際映画祭では不評。
日本では、キネ旬の外国映画部門ベストワンに選出された。
山で拾われた主人公は、「オイディプス王」…
動く「むき出しの感情」としての人間が荒々しくも美しい荒野の映像と共にスクリーンに投影される。あまりに傑作。
舞台がどこかギリシャ的でない(非西洋的な古代文明のミクスチャーともいうべきどこでもない)…
オイディプスの話の持つ禍々しさが好きで、ずっと気になっていた映画ではあったけれど、作品としてインパクトに欠けていて、全く引き込まれなかった。パゾリーニの神話に対する自己投影や現代への紐付けも興味が湧…
>>続きを読む悲劇は喜劇。
やあやあ我こそは元祖「エディプス・コンプレックス拗らせ」王、『ハッピーサマーウェディング』のサビを一生懸命歌う者なり。
え、あれが父さんで、あぁ、これが母さん…俺のミスった通過儀礼返…
スフィンクスを予言者にスライドして運命論を破壊しようとしたり、予言がオイディプス王の側近への不信につながったり妙なところでリアリズム寄で、護衛を殺す度に逆光にもなるから途中でムルソー化するのか、と思…
>>続きを読むセックスの滑稽な本質を白日の下に晒すことで、人間の仮面もギリシア神話の神秘のベールも剥ぎ取る。オイディプス神話を現代の事件として一般化し、審判を下すパゾリーニの超越的な視座には詩人としてのパゾリーニ…
>>続きを読む悲劇オイディプス王のパゾリーニ版!
友人と歌い踊り夫と愛し合う王妃。感情と台詞が途中までは排されているのに、オイディプスが罪人であることを察して否定するときから台詞がある。
王妃が首を吊ってはじめ…