ホロコーストの罪人の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「ホロコーストの罪人」に投稿された感想・評価

ノルウェーに住むユダヤ人ブラウデ一家に焦点をあてた実話(架空の人物も含まれる)
ナチスのユダヤ人狩りの様子、ノルウェー国内に於いては手下のように働くノルウェーの国の人々。
アウシュビツでの様子が無音。


ユダヤ人家族の幸せそうな様子を見た後に起こる出来事が理不尽で言葉にならない。
みや

みやの感想・評価

3.8
ドイツに侵略されたノルウェーでも、ナチスの迫害が行われていた実話。

ノルウェーで幸せに暮らしていたユダヤ人のブラウデ一家。
ドイツが侵略すると、ユダヤ人への迫害が始まった。父親と3人の息子は、ベルグ収容所へ連行され強制労働。その後、ドイツ軍からの指令により、ノルウェーの秘密警察が、女性子供全てのユダヤ人をアウシュビッツ行きの船舶ドナウ号へ乗船させた。

ノルウェー政府は、ノルウェー人もドイツナチスに加担していた事を知りながら、2012年にようやく認め謝罪したのは、実に70年後。

当時のノルウェーの立場も分かるけれど、あまりにも事務的にユダヤ人を連行する秘密警察の恐ろしさ。ガス室へ向かう人々が二度と戻ってこないことが分かっているから余計に苦しい。
そしてエンドロールで映されるブラウデ一家の写真とその後の結末。

こうやって様々な事実を知る事も伝えていく事も大切。二度と繰り返さないために。
みゅー

みゅーの感想・評価

3.9
朝イチから重い映画を鑑賞。

ユダヤ人一家であるブラウデ家の悲劇を描いた作品。
幸せな結婚式の様子から、段々と悪い方へ悪い方へと導かれるかのようで、ひたすら悲しい気持ちになった。


今の瞬間きっと色々悟ったんだろうな、というシーンもあって、それでも反抗できるわけもなく、辛いし悲しい。
これが映画の中だけの話だったらいいのに、と心底思った。実話だなんて信じたくない。

本編終了後に淡々と綴られる彼らのその後がまたつらい。
つらいけど知らなくてはいけないとも同時に思った。
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

3.9
エイリーク・スヴェンソン監督作品!

ノルウェーで起こったナチスによる国民間の分断を利用したホロコーストを描いたある家族の物語。

昨日まで仲良く同じ街で育った人々同士がある日を境に突然仲間を密告・迫害を始めて行く恐怖…

ユダヤ人の家族と非ユダヤ人を嫁に貰った主人公チャールズの悲劇的な運命を描くのだけどオスロの港の船へ🚢強制移送に加担したノルウェー系ユダヤの人々も普通に暮らす人々達だった真実がナチスの行った罪深い悪行が深い闇を表す…

子供の頃に観たホラー映画『ゴースト 血のシャワー』の幽霊船が確かホロコーストの犠牲者達の怨念を描いてたけど本作で運ばれて行くユダヤ人の人々を乗せ薄汚い船🚢と船笛で思い出しなんとも言えない気持ちになった…

良か映画!
sr

srの感想・評価

4.0
淡々と任務をこなしていく秘密警察の人々と対比するかのように、主人公とその家族は、様々な表情と感情を私たちに見せてくれた。

ユダヤ人は迫害の一途を辿り、全てのユダヤ人が根絶やしになるまで、続く。続こうとしたのだ。

ユダヤ人を文化的な特徴ではなく、「人種」、生物学的な理由で一人残らず確実に排除しようとした

同国民の裏切り、黙認。

収容所に辿り着くまでの過程が、丁寧に語られ、そして私たちは、ひとつのストーリーを、確実に胸に刻んだ。

このレビューはネタバレを含みます

人間という生き物はつくづく恐ろしい生き物だと思う。



映画は時代を映す鑑。80年近く経ってなおナチスやホロコースト、強いて言えば先の大戦についての映画が作られ続けるのか。決して忘れてはいけない人類の負の遺産。歴史から学ぶことは数多くある。忘れずに前に進まなければならない。映画はそれを教えてくれる。




当時のノルウェー人を責めるつもりはない。自分が同じ立場になったときにできることはあのタクシーの運転手がやったことくらいだろう。

秘密国家警察のロッドが無罪になったという点が『顔のないヒトラーたち』とは違うところか(あちらはドイツ国内のお話だが)。ロット自身も強制連行に関して動揺している描写は多々見受けられたが、果たして戦後自分の罪と向き合えたのだろうか?

あと、まさか毒ガス直前まで描かれるとは思っていなかったので驚いた。



蔓延防止のおかげ上映回数が減り『アウシュビッツ・レポート』を観逃したのが残念で仕方ない。『沈黙のレジスタンス』は観ようと思う。
liftman

liftmanの感想・評価

3.8
どういうわけか毎年といっていいくらい特にこの時期供給されるナチスーホロコーストがテーマの作品。
結構たくさん観てしまってます。
やっぱりいくつ観ても戦争は辛いです。
とくに民間人まきこむのは最悪。

ノルウェーについて全く不勉強でしたが、ドイツに占領されてナチに協力して、といった歴史をはじめて知ることができました。
こういう映画にしては、前半のボクシング〜新婚生活のシーケンスが意外と尺があって、収容以降の特に暴力のシーンがコンパクトでしつこくない。なんならややおだやか。かといって十分に恐ろしさは伝わってくるのですが。
全編戦争への恐怖と権力の横暴を余す所なく描きながら、画面自体の構図だったり照明だったりの素晴らしさ、クオリティの高さが印象に残りました。
全般的に落ち着いていて、とても丁寧につくられている。そういうところがノルウェーっぽいのかもしれない。
全く知らない監督と俳優陣でしたが、別の作品も観てみたいと思いました。
ごま

ごまの感想・評価

3.8
リトアニアからノルウェーに亡命してきたユダヤ人一家がナチスにより迫害されるという実話に基づいた物語。
それには、ノルウェー政府も関与しており、2012年に大統領が正式に謝罪したという。
ユダヤ人というアイデンティティの葛藤は家族の中にもあり、どのように誇りを守るかが描かれていた。
すっごく面白かったけれど、もう少しノルウェー政府の描写が見えると良かったなーという思いが残った。
一方で、これが事実であることを知らなければならないと思わされた作品。
猫

猫の感想・評価

3.8
予想はしていたけれど、重くて辛い映画だった。ノルウェー発のユダヤ人迫害の話。
“人” が “ユダヤ人” という記号になっていく世界。総統の命だから仕方がない?支配下に置かれたから?
同じノルウェー人の警官による連行と知り心が痛む。誰もがみな考えず、心が麻痺している。
人は、民族で括られるものではないし、
何故ユダヤ人がいけないのかも分からない。
ただ群衆心理的に、迫害へとなだれ込む。
語り尽くされた話である、けど
何度も何度も繰り返し意識しなければいけない。
普通の人たちが犯したこと。
それ故
ひとつ間違えば自分たちもしでかすかも
しれないから。
題名の意味が今一つ分からなかったので調べた。
英題の意味は “裏切られた”
ああ、そうかこれは
独軍ではなくノルウェー人(国)による連行、に対する告発映画だったのだ。
出だしの映像がそれを表していたのだ。
国による謝罪が2012年!
……
まだまだ戦争の傷跡は癒えない。
まさと

まさとの感想・評価

3.9
第二次大戦中のノルウェーのユダヤ人への迫害を描く実話作品。
終始重苦しく辛い描写が続くが、国がユダヤ人強制移送に加担していた事実を認めた事は大きな意味があり、現代のマイノリティ問題にも十分通じる題材で辛かった。
大切なのは現実から目を逸らさない努力・・

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