ボストン市庁舎に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『ボストン市庁舎』に投稿された感想・評価

sksk

skskの感想・評価

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フレデリック・ワイズマンの映画は呼吸が合うとしかいえないくらい観ててストレスないから、上映時間4時間30分超えでもノーストレスなんですよ。対話と透明性。それぞれが職務を全うしてて希望を感じた。いがいに融通きくしね。
わで

わでの感想・評価

4.8
「人々が共に幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか?」

人種や文化のバックグラウンドが違う人々の
「議論」が印象的。

誰も、言い負かそうとはしておらず
他の人の意見を「聞く」
自分の意見を「伝える」を
1人1人が、しっかりとしている。

この映画は
民主主義が機能している姿を描いており
「誰もが満足できる」という主張をしているのではなく、「自分たちの意思を伝えるための機会を得る」ことを示唆している。
それによって得られる結果に対して、人々は満足できるかもしれないしそうでないかもしれない。
しかし、自分の主張を届けるための"機会"は得られる。

重要なことは、彼ら/彼女らは
「無視されない」ということ。

市長も市民も、みんな同じ「市民」である。

多様な人々が暮らすボストンという街。
人々がそれぞれの「違い」を理解した上で、共に生きていくための方法が見えたような気がする。

とても面白かった。
初レイトショー。
映画館で映画の途中に休憩が入ったのも初めて。

メモ: storytelling
ワイズマンによる実に4時間半にも及ぶ、ボストン市庁舎の人々の仕事ぶりと、その地に住む様々な人種から成る市民達を写し出したドキュメンタリー映画。

北欧の大自然を多く撮影してきたフィンランドの写真家ペンティ・サラマッティの言葉に「おそらく理想的な写真家とは、誰にも気付かれず、誰にも影響を与えず、ただ観察している人のことだろう」というのがありましたが、本作はまさに観察の映画でした。(映画なので人々に影響は与えますが)

確かに長い作品でしたが、とても面白かった!

自治体も市民の為に懸命に働き、市民はより良い街づくりの為に集会にも参加し意見を述べる。
ゴミなら何でも丸呑みしてしまうゴミ収集車など、実に(あまりよろしくない意味で)アメリカらしいところもありましたが、ボストンにおける自治体と市民の関係性は自分の住んでいる地域なんかよりも遥かに正しい方向を向いているように感じました。

マーティ・ウォルシュ市長も、市民に寄り添う素晴らしい人物でした。

時折挟まれる街のアーキテクトを捉えた映像なんかも流石はワイズマン。
唯のドキュメンタリー作品とは一線を画しています。

是非、日本の都市部の首長にも本作を観てほしいです。
jun

junの感想・評価

4.4
あっという間の4時間半。
監督しては、どうしても映像として残したい部分を削っての4時間半という感じなのかな。
それだけ、各シーン見応え有。
ただ、何を議題にしたテーマなのか、説明書きがあってもよかったかなぁと思います(映像美的になナンセンスかとは思いますが)。

映画鑑賞後、パンフレットを買ったので読んでいたら、元大津市長の越直美さんという方の寄稿文
の中で、「日本の自治体の仕事と驚くほど似ている」と記載されていた。
正直映画を観ている中で、ボストンは進んでいるな、日本とは大違いだと思っていたので、とてもびっくりした(日本の公務員の方、失礼しました)
ボストンと日本で異なるのは、行なっている施策を市民にちゃんと伝えているか、伝えた上でコミュニケーションを取っているかの違いなのかなと思った。
ファーストシーンあたりの電話、電話、電話、、のところめちゃくちゃよくない?

路駐のところ。あんなシステムがあるというのがすでにおもしろいのに、お父さんになる男の人のシーン。あんなのずるいよ。

結婚式のシーンの多幸感。
ああいう役所で結婚式を挙げるとか、街の人に祝ってもらうみたいな結婚式の挙げ方が、日本でもちょくちょくあるらしい。


あとめちゃでかネズミが出るのおじさんもよかった。

いまのところみんなの感想を見ずに思い出せるシーンは以上。あとなにかあったかな。

おじいちゃんおばあちゃん集めた集会みたいなやつか。


そして麻薬のお店はジャクソンハイツじゃなくてこの映画なのか。市長のパーティーと、パレードに参加する市長はあなたがはじめてです!もこの映画か?それともあれはジャクソンハイツか…?わからない…
百万両

百万両の感想・評価

3.8
昭和五年生まれ、御年92歳、、、(イーストウッド、ショーンコネリー、マックィーンと同じ)
長いのは長いが見ごたえがある。
が、ややボストン市長に肩入れしすぎ?
myaico

myaicoの感想・評価

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自分のイメージの区役所というと、引越やその他いろいろな手続きをする所だった。だからこの作品に出てくる様々な問題について話し合いをしている住民と役所の人たちの会話の進め方にとても驚いてしまったし、じわじわと飲み込まれていった。 日本でもいつか区役所がこんなふうに建設的な会話で溢れたらいいなと願わずにはいられない。 
Midori

Midoriの感想・評価

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ストーリーを伝えること、聞くこと。
誰しもが内へ内へと閉じこもろうとする時代だからこそ。

2003年のイラク、アフガニスタンを生きのびた退役軍人が語る、40年代の沖縄戦を生き延びた男性との関係を語るシーンが強く心に残った。
彼の言葉で、戦争のことをまったく口にしなかった親戚のおじいさんのことを少し近くに感じた。
Ryoma

Ryomaの感想・評価

4.1
妙だな。この心地よさは何なのだろう?
僕は一つの結論を出した。
この心地よさは、きわめて自然な発話のリズムにある、と。
英語特有の跳ねるような発話のリズムを、できるだけそのままの状態で増幅も減衰もさせずスクリーンに波及させる。これが簡単なようで(多分)相当難しい。
でもそれをやってのけてる、このおじいちゃんの監督は。凄い。
映画でありながら映画を感じさせない、演出をしないという演出。
その恐るべき効果が、(政治的な主張を抜きにして)まるでジャズのインプロゼーションのようなきわめて自然で、それこそ「無作為的作為」とでも言いたい心地よいリズムの波を生んでいる。
この「波」が謎の心地よさの正体なのかもしれない。

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