夫を冤罪による死刑で喪ったミナの元に、ある日夫の友人を名乗る男レザが尋ねてくる。何かとミナとその娘ビタに世話を焼くその男の秘密とは。
普通の映画であればレザの素性を知ったミナの心情や葛藤に重きを置…
夫のハバクが死刑になってから一年経ち妻のミナは工場で働きながら内職をかけ持ちし耳が聞こえない娘のビタを育てていた。
夫を失った悲しみも少し落ち着いてきた頃に夫が無罪で死刑にされた事実を知らされる。真…
白い牛。牛乳。牛は生贄、白は無垢を意味するらしい。
家も借りられず、男の人を家に上げただけで追い出される。シングルマザー、一人の女性としての生きづらさが痛いほど伝わる。
イランでは上映禁止のこの…
夫が殺人罪で死刑になり娘と残されたミナ。1年が過ぎた頃に裁判所から彼が冤罪だったことを知らされる。絶望するミナの前に夫から金を借りていたという旧友のレザが現れ、ミナと娘をまるで家族のように献身的にサ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
初イラン映画でしたがクオリティ高い鬱映画だなと
冒頭とラストの牛のカットは物語に直接関係ないけど美しさとこの後絶対嫌なことあるやんという寒気を兼ね備えていて非常に好き
構図や演出にゴリゴリこだわりを…
「とにかく【観客に不親切】な設計」
「30トマンで1円?」
「スリラーやミステリー・サスペンスを期待してましたのに」
「【冤罪】が重要じゃなかった」
「BGM極少・俯瞰ショット多めの【淡々】回し」
…
初めてのイラン映画。
どこを切り取っても絵になる美しい画面。
計算された編集とカメラワークがGood。
死刑制度で犯罪者が減るのか。
冤罪なのに死刑執行されるのは、神の御意思なのか。
イスラム…
イランの社会にある理不尽をひとつひとつ丁寧に取り上げて、静かにでも決して目を逸らすことを許してくれない力を持った作品だった。
イラン国内では検閲のため数回しか上映できなかったというのも「そうだろう…
社会のシステムによって起こった悲劇において、個人に責任があるのかどうかは多く語られてきたことのように思う。
人が作ったシステムである以上、エラーもあり、それを見直しながら良いシステムへと作り上げてい…