序盤は面白いのに三船敏郎と香川京子が対話するあたり、完全に間延びしてて辛い。全部セリフで説明しちゃう黒沢の悪手。藤原釜足が幽霊的に出てくるとことか本当良いのになあ。椿三十郎と同じくらいの尺であれば傑…
>>続きを読むちと長いが腹にズシンと残る名作。今も変わらないなんて声もあるが現代にそんな巨悪はいない。私利私欲がモットーの小悪党だらけ。当時と異なるはマスコミという名の新たな権力の存在。社会への影響力を考えればそ…
>>続きを読む最近寒くて朝起きられないところへきて、たまたま目にしたこのタイトル。しかも黒澤明監督。汚職事件についての話でけっこう黒いサスペンス。ゴッドファーザーのように結婚式の幸せそうなシーンから始まるのも斬新…
>>続きを読む・新年一発目からこれは重かったかもしれん
ストーリーの流れとしてはバッドエンド半沢直樹みたいでほほーんてなものの映画の始まり方/終わり方、物語が動き出す頃に見られる光と闇のコントラスト、タイトル回収…
土地開発公団の副総裁の娘と秘書の結婚式、運ばれた公団のビルを模った入刀用ケーキの7階に赤いバラが刺さっていた🎥
冒頭、結婚式のシーンで登場人物たちの関係性や、現在の評判、黒い噂や過去を至極自然と説…
1960年、昭和35年の作品。公団の汚職に関わる復讐劇。明らかに悪い人間が出てくるが正攻法で裁くのは難しい。黒澤監督の描く現代劇は社会派の重いテーマのものが多い、しかし見せ方が上手くてストーリーに引…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
最後に主人公が全く出てこないところに無機質の恐怖を感じた。
二面性が大きく、誰もが流れのままに冷酷な行動をしかねないのではないかと思う。
一転、命を懸ける程の自己犠牲も厭わないこともあり、気持ち悪…
1960年製作の黒澤明監督作品である。
公団とゼネコンの汚職を題材にして、巨悪を描く手法には様々なエッセンスを感じざるを得ない。
特に冒頭の結婚式披露宴のシーンは圧巻である。
全編に渡って、何気ない…