このレビューはネタバレを含みます
100markごとに名監督。3300本目!アピチャッポンにしました。
爆発音。それが脳内に響くティルダ・スウィントン。音の正体を探して色んな人に会う。
そうして出会う色んな不思議を、でも最後に出会…
蘭の栽培者であるジェシカは、自分にしか聞こえない謎の轟音に悩まされており、その音の正体を探っていく…という話。
あー不思議。ずっと何が何だか分からないのにすごく面白い。彼女の悩みをほぼ追体験させら…
何が起きたかを語らないことで逆にどのように世界とつながるかを問う映画である。
視覚の余白と長回しが作る時間的遅延、そして音響(低周波の轟き/環境音)の戦略的な昇格を通じて、個人的感覚の崩壊が集合的記…
突拍子もなくて面白い!が、流石に長すぎ
「このショットまだ続けんのかよ!」と思わずツッコんでしまう、おっさんの寝顔には興味が続かねえよ…
しかしその静けさが長いからこそ、ちょっとした音でも異様に浮き…
アピチャッポン・ウィーラセータクン監督作品。タイの監督。
何かと名前を聞くアピチャッポン作品、初めて鑑賞。
正直、コンディション次第では爆睡だと思うが、観た時の生理がこの映画と合ったのか、すごく良…
『メモリア』は、説明不能な「音」を追いかけるうちに、個人の幻聴が土地や歴史、そして宇宙の記憶へと広がっていく映画。
物語を理解するよりも、身体に響く残響を受け止める体験そのもの。
ティルダ・スウィン…
エッセイ:『メモリア』をめぐる妄想の深淵
2022年に公開された『メモリア』は、近年まれにみる超難解な作品だった。
おそらく監督は、近年話題となっている「記憶媒体」の新しい概念から着想を得たのかも…
素晴らしい映画だった。音が非常に重要な作品で、すべてのシーンが印象的。ハリウッド的な安心感のあるオチや盛り上がるストーリー、ハラハラドキドキみたいなものが好きな人には合わないかも。それでも私はこの映…
>>続きを読む五感を震わせる様な映像と音に痺れる。雨音と夜の喧騒に風の音、タルコフスキーのような映像体験は最後にはそうきたかと思わせる結末に脱帽。鬱の前兆知る時、その音は消える。圧倒的な映像で訴えかける物語は想像…
>>続きを読む©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.