約10年前に見た覚えはあるのですが、当時は暗い話だなぁと思ったくらいで、あまり良さが分からなかったのですが、今回久々に見て大好きになりました。
5話の短編のオムニバス作品ですが、時系列がほぼ同じで…
観ていて楽しい、笑える映画って終わってみると「あれ?あんなに笑ってたけど、大した内容じゃなかったな」とふと我にかえる時がある。それはそれで刹那的な面白さがあるけど、本作には真反対の魅力が詰まってい…
雪の降らない街にずっと暮らしているからか、
ただただ雪景色が今まで見たどんな色よりも美しくて、
観終わった後、じんわりと鳥肌がたった。
無知だったからこそ
海炭という言葉を調べた時の衝撃が大きかっ…
時空が束ねられる瞬間が心地良い。
現実ってこんなもの。陽が当たらなきゃ影も見えないから、なにが良いとかわかんない。ちゃんとってなんだろね。何かに助けを求めることも救うこともない、ただ淡々と人生が映…
我が地元が舞台の物語。
夜景とかそういう華やかなところじゃなくて、陰の黒ずんでいる部分(風景やら空気感やら)にしっかりスポットライトが当てられていて好感が持てる。
潮風を浴びて錆びている家が連な…
このレビューはネタバレを含みます
ものすごく寂しくて、切なくて、やりきれない群像劇。
いろんな人が、社会から、家族から、恋人からつまはじきにされていく。
朝日を希望の象徴のようにとらえる表現をよく見るけど、この映画ではその希望という…