観てる間、こんなにも「誰かに手を握っててほしい…!」と思った映画ははじめて。
でも、あの頃、アンヌの手を握ってくれる人も誰もいなかったのだ。
あまりにリアルなシーンが続くので、観れないシーンがあ…
ある日突然、望まぬ妊娠をした大学生・アンヌの12週間に及ぶ戦い。セリフや劇伴を極力排除したドキュメンタリータッチの演出は、ただならぬ痛みとともにスリリングな臨場感と緊迫感を醸し出す。表情と声だけの処…
>>続きを読むアニー・エルノーサーガのプリクエル。最も個人的なことは最もクリエイティブなことに則っているとも言える作風なので、これにポン・ジュノが金獅子を与えたのは大変納得。中絶は犯罪とされている抑圧的な時代に若…
>>続きを読む女性には選択肢はない。
すごい映画だった。中絶を扱った作品はいくつか見てきたが、これほど生々しく描いたのは初めて見ました。最後は怖すぎて、帰り道でも脚がガタガタ震えているような感覚さえした。
本…
これを見たらよくわかる。
中絶は、賛否も議論の余地もなく、自分が決めてできること。
ヘビーな題材なのに、作りはすごく見やすかった。音楽や撮影など隅々まで心が配られている。
ポン・ジュノをはじめと…
思ったよりハード。
1960年代フランスを舞台に妊娠・中絶を正面から描いた作品。
今まで映してこなかった部分を映す事で、女性だけが辛い思いをすることをより強烈に表現している。
『セイント・フラン…
言語化するのは難しいけど、とても恐ろしい映画だった。
「17歳の瞳に映る世界」もすごく怖かったけど、今作は己の力で中絶を試みたり、実際の痛みを伴うシーンの迫力・音楽の使い方・演者の演技力がすごく噛…
ここまでリアルで本音が描かれている作品はなかなかないと思った。
60年代に大学生で妊娠したら、ある意味人生終わる、というのは事実だった。主婦になるしかない。それは、経済を夫に頼ることを意味し、自分の…
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