イングマール・ベルイマン監督〜🎬
赤赤赤赤赤〜♪
色彩がとても好きでした〜♡
広々とした屋敷で暮らす上流階級の次女アグネスと召使いの女性。
次女アグネスは病床についていた。
嫁いでい…
亡き母を恋うる娘の心の再現(ミメーシス)だ。また、かなわない愛の肖像が、赤い悪夢として物語られている映画だ。
題名は声のひびき、叫び=孤独と痛み、ささやき=愛だ。作家は亡き母を恋う映画を作りつづけ…
叫びや囁きというよりこりゃ呻きじゃないのとナメていたら、こっちが叫びそうになった。端麗な画がつづくのかと思いきや想像以上に猟奇的。
鮮烈な赤のイメージ。壁紙や絨毯、カーテンを赤一色で徹底的に統一…
病気の次女とその姉妹と召使、赤基調の映像の中で静かにじわじわ4人の女性の愛憎やエゴが垣間見えてくるドラマ。
間接的にエゴや醜態が見えてくるのがこんなに生々しく感じるとは思わなかった。
皆がそれぞれ…
死とは何か、痛みとは何か、他者の苦しみに私たちはどれだけ寄り添えるのか。
終盤、死んだはずのアグネスが一瞬蘇り、母親を求める場面は、まさに「人間が死に際に欲する愛」の化身。
それに応えられない家族の…
作品の全てが理解できたかというと、そうではないと言わざるを得ない。それでも尚、面白い作品だった。イングマール・ベルイマンらしく、人間の深層心理に鋭く迫っている。最後のシーンの亡くなる女性の本音が、物…
>>続きを読む(c) 1973 AB SVENSK FILMINDUSTRI