2003年。すごい。とてもすごい。何がすごいかってこの映画、何も起こらない。起きそうになっても、何も起こらない。実は起きているのだが、何も起きていないかのように見える。それなのに、否それゆえに、胸の…
>>続きを読む妊娠した台湾女性が異国の地である東京で人の温もりに触れる。小津安二郎生誕100周年記念作。生活空間=子宮に象徴し、カメラは空間内に入ろうとせず常に閉じた空間の外から映し込む。あと胎内音は電車の音と似…
>>続きを読む静かで日常感覚に溢れる映画
視覚、聴覚、嗅覚に働きかけてきます。
どこかで見た、感じた。
遠くではなく、近く、でも最近でないような、どこか懐かしい感覚。
家族だからこその
安らぎが感じられます。…
コーヒーに関係あるストーリーなのかな、と思っていたのだけれど、別段そんなこともなかった。東京の神保町のあたりの風景がすごく綺麗だった。電車のある景色(話の流れには直接関係なさそうだったけれど)も良か…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
光を囲む大きな枠はゆったりと繰り返され、室内と屋外を結ぶかのようなその光に目がくらむ
室内で繰り広げられるのは味気のない日常であるのに、窓から差す光が感じさせる'外'への開放感は、常に画面へ不思議な…
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