このレビューはネタバレを含みます
光を囲む大きな枠はゆったりと繰り返され、室内と屋外を結ぶかのようなその光に目がくらむ
室内で繰り広げられるのは味気のない日常であるのに、窓から差す光が感じさせる'外'への開放感は、常に画面へ不思議な…
3度目の鑑賞
咀嚼して咀嚼して
この映画をテクストとして反復して
やっとこさなにについてかわかりだす。
単純な絵の美しさに惑わされてしまっては
ある本質にはたどりつけない
それでも単純なうつくしさだ…
2カット目の一青窈がフレームアウトして洗濯物が揺れるタイミングや冒頭で一青窈が訪れる浅野忠信の書店に差し込む光等、画面が豊かなのでずっと見てられる。並行して走る電車のミラクルショットだけでもお釣りが…
>>続きを読む時間の流れに麗らかなゆとりがあり、とてもありふれた日常が描かれているはずなのに、どこか非現実的な気がした。
明確な答えはどこにも転がっていない。
伏線が張ってあるような、含みも持ち合わせてはい…
【肉じゃがトレイン】
おばあちゃんの肉じゃがを無性に食べたくなる映画。ってどんな映画?笑
ホウ・シャオシェンが尊敬する小津安二郎の生誕100周年を記念して、師にオマージュを捧げ当時の東京を切り取った…
自分の馴染みのある風景がリー・ピンビンの美しい撮影でスクリーンに映っているだけでもう何も言えなくなるくらい感動した。
美しいんだけれど審美的な画面特有の神経質さは一切ない。考え抜かれているのだがおお…
注意してみていたけど蓮實重彦に気づけなかった
カメラが電車の中に持ち込まれてるシーンがいっぱいあってめちゃ楽しい。
アパートに血の繋がらない両親がやってきて、隣の大家さんにお酒とグラスを借りる、これ…
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