何とまぁ、キレのある作品だこと。
滅びゆく南仏の町の城での醜い親族争い。
みんな酷くてみんな良い!
お歌のレッスンのシーンのトリチャンの荒ぶりに泣いたし、長閑に暮らしているような田舎町にも忍び寄るテ…
古城と老人を中心とした失われゆくものたちが描かれる。可愛い婆ちゃん達にのどかで歴史を感じさせる田舎模様、美味そうなあれやこれ等々、目に優しい視覚要素に満たされている。イオセリアーニ作品らしく、常に何…
>>続きを読む『影の列車』的な多重露光やら列車爆破事故の低予算映画的な演出やら地味に振り幅の広さを見せる。バブル期であり皮肉とはいえ、こういうのを客観的に見ると外国人からしたら日本も中国もやっていることは一緒に見…
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ポスターとタイトルがすでにツボでかわいいおばあちゃんがいっぱい♡ 上質な感じの黒ポンチョを羽織って大きなラッパしょってチャリンコ漕いでるシーンの愛おしいこと。酔っ払いの神父さまの家もゴチャついてる…
崩壊へのリズムが静かに淡々と刻まれていく。舞台となる古城の最後はあまりに醜悪なビジュアルへ。その中に息づいていた毎日の生活の尊さやかけがえのなさを感じる。老後をのんびり豊かに過ごすのもかなり大変そう…
>>続きを読む飲み過ぎた神父さんの部屋。これまた、あまりにもよい部屋。
本物の大金持ちであるマハラジャ。
部屋の調度品に勝手に触れるお客を隣室から見計らって犬を放ち、攻撃させる。
150万ドル等の城が説明さ…