ポーランドらしい映画。
動物目線の暗いトーンのざらついた映像は美しく芸術的とも言えるが、それが面白いか?というとそうでもない。ロバが変に可愛くなくてよかった。当分サラミは食べないだろう。
中盤ユペー…
主人公のロバ、EOのみつめる世界から人間同士の関わりあいや自然の流動を魅力的な音と光を乗せて描かれていました!
EOの視点が大きな比重を占める本作ですが、EOが何を見据えながら・放浪したのかという…
混じり気のない澄んだ瞳に、人間という多様性に溢れた滑稽な生き物を映し出す。
本当に秀逸だなと感じたのは、冒頭からイーオーとカサンドラの愛情に満ちた繋がりを描いていたところです。
この描写のおかげ…
備忘録
とにかく雄弁なロバの眼差し
子供の頃、グリム童話を読む時に感じていた、あの終始不穏な感覚を思い出した。
動物愛護団体ですら結果愛護しておらず…
その他の人間は言わずもがな、それが普通の人…
「エッセンシャル・キリング」「アンナと過ごした4日間」などのイエジー・スコリモフスキ監督最新作。
サーカス団で活動していたロバのEOは、動物愛護団体の横やりにより表舞台から退き、その後の流転していく…
ブレッソンがインスパイア元らしいロバのEOちゃんによる地獄めぐり。
展開が読めず、映像や音楽も終始緊張感があり不穏なんだけど、映っているのはロバなので、どこかシュールでとぼけた雰囲気も漂う。
映像表…
居場所をなくし、愛してくれた人にも捨てられて漂流するロバの物語。
動物を過剰に擬人化するのはあまり好かないが、異様な演出と解け合った劇伴、EOが目にするどうしようもない人間模様は強烈に刺さった。
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