田中絹代監督の長編デビュー作品です。メロドラマなんだけど、すでにクラシックの風格を持つすばらしい作品。
ボクは監督としての田中絹代はもっと評価されるべきだと思います。少なくとも女優が監督「も」して…
田中絹代初監督作
脚本は木下惠介
最近海外で田中絹代監督レトロスペクティブが開催され、評価が上がってきているみたい。
「汝らの中で罪なき者、まず石を投げよ。日本人は一人残らずあのくだらない戦争…
そこで終わるのかーって部分も含めて「映画」を見てる実感がありました、ここ最近の新作がほんとにひどいので😢小津のようなわかりやすい作為/演出はなく、全てが適切だがそれ以上でも以下でもないように思える。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
早稲田松竹の特別レイトショーで『女ばかりの夜』に引き続き鑑賞。中央最前列左から2番目。こちらは新東宝のスタンダードで4Kデジタルリマスターの威力はそこまで感じなかった。音は少しくぐもって聴き取りづら…
>>続きを読む(4Kデジタルリマスター版)
田中絹代の監督第一作は気負いがなくて素晴らしい。
役者を信じた堂々たるフィックスにも好感が持てる。
冴えない森雅之は色男を演じているときよりも繊細さが光る。ベスト森…
初見では田中の第一回作品へのご祝儀で登場する夥しい俳優の目眩しにあって見失いがちだった、戦争で引き裂かれ恋文代筆業の森雅之と代筆を依頼した久我美子の再会のドラマが渋谷や日比谷のロケとセットを巧みに織…
>>続きを読む田中絹代監督作品では、この作品が一番大好き。ラストシーンの病院のベットの上で、包帯で頭から顎を包まれた道子(久我美子)の神々しい美しさが感動的な傑作。何度観ても素晴らしい! 1953年の公開当時はこ…
>>続きを読む田中絹代特集にて。
かつて渋谷のすずらん横丁に英語のできない日本人女性が米兵の恋人宛てに恋文を英文で代筆してくれる店があったそうだ。すずらん横丁ってどこだ?と調べたら、今のヤマダ電機の手前で記念碑…
ゴールデンウィークなので、珍しく有益なことを書くと、この作品、たまにしかない上映機会を逃すと15年ほど前にリリースされたDVDをバカ高い中古で探すしかないと思われているが、港区の図書館がそのDVDを…
>>続きを読む