タクシー運転手と青年の悪意。しかしその悪意が2人を完全に定義する訳ではない。犬にサンドイッチを分ける時の運転手と少女たちを楽しませようとする時の青年は明らかな善意、好意だ。普段は横暴な態度しか取れ…
>>続きを読む 今回はポーランド映画だったが、ロシアなどの北方方面の映画のトーンの重さは毎度のことながら相当のもの
序盤はチグハグな絵の繋ぎという感じだったが、終盤に向けてちゃんとストーリーが連な…
ストーリー自体は割と今となってはミステリーの王道
でもクシシュトフ キェシロフスキらしい(?)、妙にリアルな人物描写。
例えば、道を聞いてきた男に殺人犯が出身を聞くシーン、リアルでいやーな会話のキ…
僕の名前を誰も呼ばない。
「暴力という行為をただ描いた。」
三人の男が一つの殺人に繋がっていく。
それは運命か。
ただの暴力か。
そういえば運命についての映画を最近観たが、本作もそう思う。
決…
意地悪なタクシー運転手と、司法試験に受かった新米弁護士と青年が一つの犯罪で繋がる。
淡々とした中、無気力な青年が感情を表すのは二つの殺人シーンのみ。
ホームビデオのようなカメラとフィルターをかけた独…
人の死は理不尽で呆気ない。
孤独な青年ヤチェックが人を殺す為のロープを手に巻きつけていたその日その時同じ喫茶店で、弁護士試験に受かり将来への希望に満ちたピョートルは妻と語り合っていた。
実はピョー…