1858年、教皇国家に帰属するボローニャのユダヤ人街から1人の少年が誘拐される話。
当時のローマ教皇はピウス9世。彼は32年という長い在位期間において、当初は革新的な政策を打ち出したが、1848年の…
近世ローマで発生した、ユダヤ教徒の少年がキリスト教徒に強制改宗と誘拐を余儀なくされた実際の事件を元にした作品。宗教を取り巻く国家や社会構造の問題点と個人レベルでのグルーミングが大きなテーマになってい…
>>続きを読む絶対的に信仰してる宗教がないから、本質的に理解するのが難しい。
誰がなにを信仰してても勝手だけど、他人に(しかも子どもに)押し付けるのはただのエゴでしかないし寒気がするくらい気持ち悪い。
でも施そう…
実際の誘拐事件。
身代金目的でもなく、殺人目的でもない。けれど、これは誘拐事件だった。
子沢山のユダヤ教徒の家族。その内の1人がエドガルド。赤子の時に、死にそうになる。というか、なっていたのかも…
子供の1人をある日突然引き取られるという、不可解なる理不尽から幕を開け、真相が掴める気配のない巨大な暗幕を思わせる、最大宗教キリスト教の圧倒的な構造を垣間見せられた後、信仰というものの本質を体感させ…
>>続きを読むアクションのゆるさと大仰な音楽が気になっていたが、だからこそエドガルドが大人になってからの力加減のおかしさが目を引く。コントロールを知らない人の動き。
そして終盤のあの顔。距離感のおかしい人が他人…