凡庸な悪は如何にも自然に存在する。
シンメトリーのショットだらけだが
様式美の美しさはなく、
違和感の気味悪さが常に映し出される。
微かに聞こえる虐殺の痕跡音や端に映る黒煙などの演出も確かに怖いが…
直接的なホロコーストの表現を避けて、ここまで不気味さや異常さを引き出している凄さ。マウトハウゼンの写真家を見たあとだったので、そっちを思い出してしまった。その映画を脳内で再生するのではなく、フラット…
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