貧乏映画の子どもの方が生き生きとして感じられるのはなぜだろうか……。
生き生きとせざるを得ないからなのだろうか……。
刑務所の正しい撮り方という感じがした。
それでいて意外とカメラがダイナミック…
靴磨きでコツコツとお金を貯めつつ、「貸し馬をいつか、自分の馬に」と夢見る子供達。
しかし、憧れの馬をやっと買えた!と思ったのもつかの間。
二人は不良な兄に騙されて犯罪者にされ、刑務所へ。
そして警…
子どもたちの様子を見ると、ハッとさせられる。いかに大人が利害や手間ばかり考えて、どろどろした汚い世界で生きているか。子どもはいい意味で単純である。子どもたちは大人がめちゃくちゃにした世界でただ生きて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
時代に翻弄された子供たちの物語。戦争の犠牲になった全ての人が2人に感情移入できるようになっている。自分の力ではどうにもならない現実に流されていき、結末は暗い。馬は人間界の外、自然や動物全ての隠喩かな…
>>続きを読む悲惨な話なんだけれども映画はすごく面白かった。ネオレアリズモの1本。冒頭で馬を買う約束、そして闇商売を手伝う靴みがきの2人の少年。そこからどんどん悲惨になるけれど、そんなことにいちいちふさぎ込まない…
>>続きを読むこれ観てないとモグリな、ネオレアリズモ初期の代表作。続く『自転車泥棒』や、ロッセリーニの『ドイツ零年』に比べると考え込まれた「物語」という感が強いが、「誰も悪くない筈なのに」という引っ掛かりを伴う転…
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