これマジで怖かった…。抜き差しならない嫁姑バトル、ジョセフ・ロージーの映画ばりに全員が全員を信頼していない。猫のこと心配になる。市川雷蔵は無神経で鈍感すぎる(最高)。PTAは『ファントム・スレッド』…
>>続きを読む1967年作品 監督は増村保造。若尾文子とは黄金コンビと言える。「卍」他若尾文子の数々の作品を手がけている。
もちろん若尾文子を観るための映画なのだが、作品の凄まじさに忘れていた。もちろん、この…
紀州の医者の家に嫁ぐ。ひと言多い姑。寿命も安楽死も容認できない。数々の生体実験の末に全身麻酔の完成。泣ける時は幸せよ枯れてしまったら寂しくなるから早く側に行ってやりたい。女に生まれてくる。余計なこと…
>>続きを読む久しぶりに鑑賞後に余韻が抜けなかった作品
悲しさ、切なさ、哀れみ的なドロドロした感情だけど、何故か胸糞ではないのは一面の毒花畑と神秘的ともいえる音楽のせい?
高峰秀子は常識的な姑だと思うし、女同士の…
有吉佐和子による嫁姑の激しくも空しいドラマを見事に受け止めつつ、自分なりの女性像を余すことなく表現してしかも映画としての面白さを濃厚に仕上げていくというこの時期の増村保造監督でしかなし得ないであろう…
>>続きを読む世界で初めて全身麻酔による手術を行った華岡青州が麻酔薬を開発するために尽くした妻と母親の姿を描いた作品。妹たちも含めた女たちの献身の物語だが、妻と母親の女同士の戦いがこの映画の本質。とても面白かった…
>>続きを読むここまでいくと、嫁姑問題というより実存を懸けた殺し合いに近い。
自我の怪物2人に挟まれ、スターのはずの雷蔵ですらマスオさん的弱々しさに陥る。
若尾文子の顛末は『清作の妻』の裏返しでもあるか。
肩肘…
華岡青洲。
記録に残るものとして、世界で初めて全身麻酔の手術(乳癌手術)を成功させた江戸時代の外科医。
欧米で初めて全身麻酔が行われたのは、青洲の手術の成功から約40年後となる。
そんな彼が、麻酔…