並々ならぬ気迫を感じる作品なので、観る方としても気合が必要。うん、流石だよ。お見事。いい映画だった。でもな。完璧すぎるんだよ。百点満点なので、99点でも101点でもないのよ。監督の増村保造にしろ、脚…
>>続きを読む【祝!若尾文子映画祭】
史上初の全身麻酔手術成功を果たした華岡青洲の野心を描く。
姑と嫁の静かな戦いが息苦しいほど。女の陰湿さが目立つけれど、陰湿というよりは清々しい。
一番いやらしいのは女たちが自…
普通に華岡清州なる人の歴史的偉業を全く知らず見ていたので、驚いた。猫虐待ではタル・ベーラが如き若造に我が国も負けて劣らぬぞ、と言わんばかりの猫虐待、虐殺が繰り広げられる。
若尾文子、高峰秀子、市川雷…
若尾文子と高峰秀子の視線の交差、ずれで2人の関係の変化を映像化している。奥行きのある空間、蚊帳を効果的に使ってサスペンスを作る美術や演出は素晴らしい。
嫁姑と夫の倒錯的な関係性がはっきりと提示され…