清作の妻の作品情報・感想・評価・動画配信

『清作の妻』に投稿された感想・評価

4.1
1,242件のレビュー

邦画は古い方が好き。やっぱり凄い!

貧困すぎる家の為、老人の妾になったお兼(おかね:若尾文子様)。老人の死で遺産を受け、母親の希望で故郷の村へ帰るが、村人達はおかねをふしだらな女として差別するのだ…

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月影
4.0

映画は明治時代。田舎とか古い時代の因習をまざまざと感じてしまう。

年老いた男の妾として生きていた女が本当の愛を見つけ、失いかけるとわかれば決して失いたくない一心で捨て身の行動に出た女の物語。

釘…

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若尾文子の映画で最も好きです。村という小さなコミュニティですが、全体主義的なそれをぶち壊していく姿には気持ちが昂ります。目が見えなくなることで自我が目覚め、世界が変わります。恐ろしい映画ですよ。

お兼はその家が貧しい故に60を過ぎた金持ち老人の妾とされた。が、その老人が大金を残して死んだために母親と故郷の村へ帰郷することに。しかし村人は二人に対して冷たい。
村八分にされたお兼だが、軍隊で功を…

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若尾文子が五寸釘を持ってからのサスペンスがすごい

決定的な瞬間はみせないけど

社会を正しく描いている

1924年村田実サイレント映画の名作を、増村保造監督がリメイクした日露戦争に出征し、旅順攻撃で名誉の負傷で帰還した夫上梶清作田村高廣が、戦場復帰しようとする直前に、夫の両眼👀を潰した妻お兼若尾文子の…

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日本のムラ社会の醜悪さをいやと言うほど見せられました。異質の者を絶対に受け入れない。この映画の時代設定は日露戦争前後ですけれど、異質の者を排撃する様はまるで現代日本の姿を見せられているような気にもな…

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内容が内容だけに仕方ないけど、見ていてツラい。ラストもこの生活いったいどこまで続くの?って思うしマジで救いない。音楽も不穏な感じの同じメロディが延々流れてるし、ひたすら陰鬱。
このレビューはネタバレを含みます

清作が再び出征すると決まり、お兼が思い詰めて、彼に何らかの事を起こすだろうと予期させる凄みのある顔つきが、じわじわと迫ってくる。
そして古い釘を掴んだまま、その場を離れ着物も乱れながら、なりふり構わ…

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あばずれだとか女狐だとか
悪口と嫉妬が渦巻く村で

味方が母しかいなくても
生きていかなきゃならない現実

うるさい鐘を朝から鳴らす
真面目な男を好きになり

彼だけが私を見ていれば
強くなることが…

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