清作の妻の作品情報・感想・評価・動画配信

『清作の妻』に投稿された感想・評価

4.1
1,258件のレビュー

邦画は古い方が好き。やっぱり凄い!

貧困すぎる家の為、老人の妾になったお兼(おかね:若尾文子様)。老人の死で遺産を受け、母親の希望で故郷の村へ帰るが、村人達はおかねをふしだらな女として差別するのだ…

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若尾文子の映画で最も好きです。村という小さなコミュニティですが、全体主義的なそれをぶち壊していく姿には気持ちが昂ります。目が見えなくなることで自我が目覚め、世界が変わります。恐ろしい映画ですよ。

お兼はその家が貧しい故に60を過ぎた金持ち老人の妾とされた。が、その老人が大金を残して死んだために母親と故郷の村へ帰郷することに。しかし村人は二人に対して冷たい。
村八分にされたお兼だが、軍隊で功を…

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wada
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面白かった 若尾文子も田村高廣もハマり役だった
MOOG
3.9

時節により世間の価値観は揺らぎ変わる。
軍や村社会で模範とれてきた清作が見出した選択は、人への思いやりと自らの人生を朴訥に生きることだった。
それは軍国主義が蔓延り死ぬことが正義とされ、村のしきたり…

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エゴイズムだろうか。

この狂った時代において、
おかねの狂った愛情は清らかで美しく、
正しいとすら思える。

蔑まれて生きてきた女の矜持と反骨精神を感じる若尾文子の声の艶が素晴らしい。
このレビューはネタバレを含みます

増村保造監督作品。

老人の妾だった過去ゆえに村八分にされているお兼(若尾文子)と、村一番の“模範”青年・清作(田村高廣)が出会い、結婚する。しかし、ほどなくして、清作に日露戦争の召集令状が届く….…

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今年のBerlinaleで特別上映されていたが、日程が合わなくて観れなかった1本
サスペンス具合と湿っぽさが逸品だった

愛と孤独を知るための代償は清作にとってあまりにも大きかったな。にしてもカネの…

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若尾文子が五寸釘を持ってからのサスペンスがすごい

決定的な瞬間はみせないけど

社会を正しく描いている

1924年村田実サイレント映画の名作を、増村保造監督がリメイクした日露戦争に出征し、旅順攻撃で名誉の負傷で帰還した夫上梶清作田村高廣が、戦場復帰しようとする直前に、夫の両眼👀を潰した妻お兼若尾文子の…

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