なんて美しい映画だろう。
ささやかで、ひそやかで、つつましく、
静かなる言語で語られるこの映画に心を奪われ続けた。
現代インドで生きる女性たちの憂いを、
淡く滲むような色彩で、静謐なサウンドで寄り添…
今のインド社会に生きる人々の原風景
話の端々で昔と変わらない社会制度や
風習も垣間見られる
婚姻時に女側が持参金を用意するとか、
宗教間の差別、女性差別、カースト制、
印僑、それらに翻弄されるも…
日常の延長みたいなダンスに何故か泣いた。永遠みたいな一瞬が映っていて、すぐそばに私の人生もあるって思える映画だった。海が呼び寄せるもの。光のある場所を揺らめきながら、結局他者の光ではなくて、自分の中…
>>続きを読む【見いだせない光】
第77回カンヌ国際映画祭でインド映画史上初のグランプリを受賞し話題となった、新鋭パヤル・カパーリヤー監督初長編劇映画。
公式サイト、Introductionの冒頭を飾る一…
『私たちが光と想うすべて』を見届けて私は思う。あなたのことを考えない時はあっても、あなたのことを考えない日はないと。
都会は煌びやかな活気にあふれている。朝晩は息が詰まるほどの雑踏に巻き込まれる。…
「たまには歌ったり踊ったりしないインド映画観よう」と思って足を運んだら、ちょっと踊るシーンあった。まあラジオから流れる曲に合わせて主人公たちが体を動かすってシチュエーションなんでノーカンでもいいかな…
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わたしという人間を証明してくれるものの曖昧さよ
どこを切り取ってもわたしなのに それはほんとうなのに
どれを以ってわたしを認識してくれるのだろうかと
都会の濁ったひかりの中に 彼女たちは閉じ込めら…
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