面白い。いかなるグロテスクさや不道徳をも超えていく、人間が生来宿す強欲さ。美醜という普遍的なテーマに映画を落とし込むことでより強火に感じられるアイロニー。台詞が全てオペラ調なのでクドいな〜と思わず…
アルバン・ベルクやらシェーンベルクやらを想起させるような曲調でまずグッと掴まれていた(ところどころホラー映画のようなシンセも混ざるのも楽しい)ところに、「秘密」の暴露でまずひと笑い、その後の顛末はひ…
>>続きを読む「寡婦になるかもしれない。処女のまま大金持ちになるだろう」ってすごいセリフだな。オープニングの画質の良さにびっくり。マルガリーダが愛を説いてる間に野次馬がニヤニヤしたり、熱っぽく見てるのがおもろい。…
>>続きを読む下高井シネマ
面白すぎた。
古典的な恋愛劇のミュージカル調で、前半からふざけてる感があったが、エコーの歌辺りから拍車がかかり、全て最後に繋がっていた。
・ドレスの胸許
・楽しいフリはできない
・…
9年ぶりに再会?した『カニバイシュ』はやっぱりとてつもない怪物の風格でわたしの視聴覚と思考を喜びで支配し、やはり俳優のカメラ目線と観客を想定したように見える距離で認知を困らせ、ラストの狂気でなんだか…
>>続きを読む実はオペラ、というかワーグナーが好きな人で、とはいえもう何年も観劇していないから久しぶりのオペラ、にカウントして良いのだろうか。普段見かけない層の観客がまたいた。若かったし、昭和音大の学生だろうか。…
>>続きを読む絢爛な画面も優美な所作も熱情を歌い上げる美声も人肉食と飢えと復活ですべて台無し。魔術によって姿を消したバイオリン奏者の残した楽器を拾った腹を裂かれた豚が奏でる旋律に乗って手を取って輪になって踊る狼と…
>>続きを読む今回のオリヴェイラ特集、『アブラハム渓谷』をメインディッシュに据えた脇でこんなゲテモノ作品を忍ばせていたなんて…
ほぼ全編、僕の苦手分野のオペラ。
非の打ち所のないロケーションを含む映像美。
そ…
「人生は血まみれの冗談」
ポルトガルが世界に誇る巨匠、マノエル・ド・オリヴェイラ監督作。
没後10年となる2025年に開催されたオリヴェイラ特集で上映されていたもののひとつ。
ジャケットと少し聞…
© Filmargem, La Sept, Gemini Films