レースに出るため、カッコいいポルシェを拝借したい!
後の「早春」の主人公にも通ずる、欲望に素直で突っ走る。
ジャズが流れるコミカルなケンカのシーンや鏡を運ぶシーン、車が真っ二つになるシーン等、印象…
主役のジャン=ピエール・レオの演技のみならず、映像そのものからも「多動」を感じさせる総合的な演出、強い作家性を感じる
CGのない時代にこれだけ工夫して「面白い視覚効果」をつくり上げていることにも感…
出発(たびだち)
超久々の?ヌーヴェル・ヴァーグの雰囲気たっぷりの1967年の作品。
イエジー・スコリモフスキの作品をはじめて観た時の衝撃を思い出しつつ、当時よりもより渋みを(勝手に)感じている私…
タートルネックのセーターをずぼっと着るジャンピエールレオーとか、バイクを二人乗りするところなんかとっても好きなんだけどな。ポルシェをどうしても手に入れたくって、ギャンギャン吠える仔犬のようなレオーも…
>>続きを読むテンションが不安定な主人公。一度割れた鏡。逆再生。JAZZとともにインサートされる水着の女性。走る車が画面の真ん中に。かつらと三つ編みの使い方。服の交換。疾走するポルシェ。映写機。真っ二つに切断され…
>>続きを読む《イエジー・スコリモフスキ特集》軽妙にシーケンス繋がる青春暴走劇。ポルシェに惚れ込みハイテンションではしゃぎまくるジャン=ピエール・レオが眩しい。鏡との戯れ、車の開き等印象的。ジャズの疾走感とシャ…
>>続きを読むブリュッセルの街なかを走り抜けるポルシェがカッコイイ
モノクロ映像と、ジャズのメランコリックな響きがムードを盛り上げます。
何が何でもポルシェを手に入れたい、レースのことしか頭にないマルク(ジャン…
ジャン=ピエール・レオ&カトリーヌ・イザベル・デュポールの起用や、奔放なカメラワーク、物語を断ち切るかのように挿入される音楽などヌーヴェルヴァーグの影響が濃い一作。そのため見ていて少し気恥ずかしかっ…
>>続きを読む盗んだポルシェで走り出せないかわりに違う意味で走り出す。ライトな『早春』にヌーヴェルヴァーグを添えて、って感じだった。『早春』ほど胸につまる切実さはないが、割れる鏡の逆再生とか、ラストの焼けるフィル…
>>続きを読む