ただひたすら生きている/生きていく人間の姿を見せつけられた。
ドンさんの配偶者が、ドンさんの墓を見つけると同時に、転んだに近い動作でドンさんの遺体に縋りついた映像が頭にこびり付いている。彼女をクロ…
人間の極限の状態。
人が死ぬのが当たり前、
死と隣り合わせの生活
もはや生活とも言えない。
人権なんて言葉が存在しなかった時代
生きてもつらくてどうしようもないのに
それでも生にしがみつくために
食…
ワンビンの劇映画と聞いてどんなもんかと想像していたが、形式的/美学的にはいつも通りのワンビン作品だった。しかし、さほど空間を割らないワンビン作品において、訃報を受けた者が力の限り涙を流すと同時にショ…
>>続きを読む人が当たり前の様に死んで行き、それを運び片付ける
食い物がないから食べれそうなモノは何でも口にする
これは実際にあった事であり、今も昔も世界のどこか知らないところで起こってるのでは無いのかと思う
…
ワン・ビン監督のドキュメンタリーを経ずにいきなり劇映画となったが、題材がほぼ実際の出来事を再現したものであるから近しいものではある。
砂漠の中、十全と言えない壕の中でただただ死を待つも同然の環境で…
【貧困による諦念と希望を疑似ドキュメンタリーで描く】
反右派闘争で餓死した夫の亡骸を探そうとする妻を描いたヒューマンドラマ映画。
中国の掲げた百家争鳴に乗せられた人々が反右派闘争によってゴビ砂漠の…
しかし、凄まじい描写が続く。ゴビ砂漠で撮影したという。茶色い砂の中に政治犯として収容されている人々。とにかく毛沢東のせいで言いたい事いっていたら、翌年方針が変わり発言内容から右派にされ労働させられる…
>>続きを読む『死霊魂』を観るかどうか、本作を観てから判断しようと思い鑑賞。
中国共産党の負の歴史。
「労働改造」の名のもとに強制収容所に送った「反右派闘争」の劇映画(ドキュメンタリーではない)
他人の嘔吐物…
二度目の観賞。
ワン・ビンの他作品を観たりいろいろ本を読んで、ようやくこの映画が、そしてワン・ビンが何を撮ろうとしているか理解できたように思う。
どの映画も、反体制と鎮魂なのだ。
他人の吐瀉物か…