第13回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した今井正監督の力作。
遡った時代を駆け上がる。7代にも渡って数奇な運命を辿る先祖。そうはなるまいと残酷な運命に逆らおうとする男。
何役も演じ分ける中村錦之助…
武士道を美しいものとして称賛するものが多い中、己を殺し主君に仕える虚しさをあぶり出した武士道の不条理物語で、とても面白かった。滅私奉公が美徳とされてきた今までの時代がいかにおかしなものであるか、戦国…
>>続きを読む◯第13回ベルリン映画祭金熊賞受賞作。日本では『千と千尋』と本作のみが受賞している。
◯「忠義」の二文字に支配されていた日本社会。飯倉家七代を萬谷錦之介が七役演じる。もう価値観が全然分からない。殿…
【第13回ベルリン映画祭 金熊賞】
今井正監督の中では断トツで好きかも。中村錦之助が7代にわたる飯村家の当主を演じ、ベルリン映画祭の金熊賞を受賞、国内でもキネ旬ベストテンで第5位に入っている。
昔…
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忠義 岸田今日子 南條範夫のりお 御寵愛を受けて 信濃の春 生き地獄 去勢される 25年の生涯 鋸引きの刑 兎を銃殺するサディスト 自刃 侍の命はお家のもの 見積もりが甘かった事になる 信州ダム建設…
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2021年10月 U-NEXTで
・とにかく胸糞が悪い映画だった。胸糞悪い『クラウドアトラス』。
・元禄から現代(昭和初期)に至る5つの時代を舞台に〝武士道〟の名の元に人生を踏みにじられ、踏みにじ…
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第13回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した今井正監督作。
日本の情緒豊かな美しい映像で語られる、日本文化の負の伝統、武士道残酷物語。美化されがちな日本文化の、理不尽が平然とまかり通る、異質で気持…
連綿と続く「武士道」(括弧付き)の呪い。飯倉家の歴史=日本の歴史のカリカチュア。中村錦之助がやり過ぎなくらい徹底的に残酷な目にあう。カタルシスも無くて見ていて辛い気持ちになるが、どの話も見応えあって…
>>続きを読む武士道残酷物語
何回もこの映画を借りてるワテ!
何回観ても凄い映画やけど、とりあえずこれは観てるからな!レンタル屋で手に取る前に思い出せ!
被虐の系譜という原作の映画化らしい。
倉島一族の悲劇の…