これほどに恐ろしい映画を観たことがありません。
心して観ました。正視できなかったシーンもありました。それでも観ました。
ポーランドの悲劇はユダヤ人だけではなかったのです。
学者、技術者、聖職者…
自由を希求し続けていたポーランド。
同監督の遺作「残像」も深い哀しみと怒り、そして絶望を描いていました。
こちらも史実を元に淡々と、観る側に寄ることなく見せつけられます。
こんな残酷なことが行わ…
WOWOW録画鑑賞
過去鑑賞もレビュー追記
2020/10/31
アンジェイ・ワイダ監督が母国ポーランドを襲った悲劇の実話を映画化。
史実としては知っていたが、映像で更に記憶に刻みつけられる。
…
第二次世界大戦時、15000人ものポーランド将校や一般人が大量に虐殺された「カティンの森事件」をテーマとした戦争映画。
西からドイツ、東からソ連と両側から攻め込まれ、悲惨な運命を辿ったポーランド。…
このレビューはネタバレを含みます
史実に基づいたノンフィクションであり、衝撃的な内容。物語の大半はカティンの森事件被害者のポーランド軍将校達の残された家族たちの様子が描かれ、最後の最後に事件の真相がとてもドライにあっさりと描かれて終…
>>続きを読む大国に挟まれて祖国が消えたうえ、家族を失い、真実を知ることも許されなかった普通の人々の思いが辛すぎる。
誰がやったのかという事実すらも列強の思惑に翻弄されて変わっていく残酷さが、抑えた表情から伝わっ…
ワルシャワ蜂起を戦い抜いた女が戦後の思想警察の取締りなんかに屈する訳がない、と信じたい
1939年、独ソ両軍の将校がポーランドの地で並び立っているのが印象的。戦後追及される法医学研究室や司祭……歴…
このレビューはネタバレを含みます
ラスト10分のつらさ。
ひとりひとり、布袋を被せられて、それまで殺された人が折り重なった穴まで歩かされ、頭を至近距離で一撃。
布袋を取られた瞬間目の前の死体の山を見て、驚く暇もなく、悲鳴もなく、一…
カティンの森で実際に起こった事件を元にした作品。
思ってたよりきつくないなぁと観ていたらラスト10分辺りから音楽も内容もグッと重くなります。
そして、それまでの伏線が解ける。
大量の遺体を前に…